抗争相手の組員と間違われ、指定暴力団山口組の三次団体組員に射殺された京都府警の巡査部長(警部に昇進)の遺族が1998年、山口組の渡辺芳則(わたなべ・よしのり)組長と三次団体組長、実行犯2人に損害賠償を求めた訴訟。2002年9月の一審京都地裁判決は渡辺組長の関与や責任を否定し、残る3人に計約8000万円の支払いを命じた。しかし、03年10月の二審大阪高裁判決は一審を変更し「実質的な指揮監督の関係があった」として渡辺組長の使用者責任を認定。3人と連帯して賠償金を支払うよう命じた。国内最大の暴力団トップに傘下団体組員の使用者責任を認めた初の判断。渡辺組長は判決を不服として上告している。