「あおもり・エネルギーのある光景」をテーマに、「第8回 J-POWER写真コンテスト」(東奥日報社主催、県、県教育委員会、東京青森県人会、県写真家協会、県広告写真家協会後援、J-POWER特別協賛)の最終審査会が1月26日に東京都内で開かれ、最優秀賞1作品、優秀賞5作品、佳作5作品、高校生以下が対象のみらい賞5作品、スマホ&タブレット賞3作品が決まりました。同コンテストには県内外から281人、686点の応募がありました。ここでは、入賞全19作品をご紹介します。(敬称略)

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■審査員長 写真家 米 美知子

 

 2020年はコロナの影響で、県内の祭りやイベントがほぼ中止になったとお聞きしました。その影響から応募作品のほとんどが、人との密を避けた自然風景系となりました。毎回多くの応募がある伝統行事や祭りの作品が見られなかったのはとても残念ですが、若い方や夜間撮影の応募が増えたりと、このコンテストも変化のあった年になりました。またSNSの影響もあるかと思いますが、写真表現というよりはインスタ映えのような、映像としての綺麗さを狙った感じの作品が増えてきました。現実的な色彩からかけ離れたプリントも増えているのですが、このコンテストはプリントの美しさも重要ですので、過度なレタッチは全く必要ありません。

 「みらい賞」や「スマホ&タブレット賞」はフレッシュな表現が多く、アイディアなど楽しませていただきました。「みらい賞」に応募された方は大人になっても撮影を楽しんで欲しいですし、「スマホ&タブレット賞」に応募された方は、いずれカメラを持って撮影してくれると嬉しいです。

 コロナ禍にあってなかなか思うような生活ができないですが、カメラを持って撮影に出ることで、きっとエネルギーをチャージできると思います。今年は平穏な日々が少しでも戻ることを祈りつつ、来年もエネルギーを感じる表現に期待しております。


■審査員

青森県写真連盟顧問 芦名 公雄

 

 コロナ禍で迎えた第8回目のコンテスト。色々と制約の多い中で、多数のご応募を頂きありがとうございます。「最優秀賞」は、安定した構図と最良のタイミングでほうき星を見事に捉えています。岩肌の質感など神秘的描写も加わり、多くの星景写真の中から選ばれました。「優秀賞」は、それぞれパワフルなアングルと個性が光る作品となっています。「佳作」は、四季の豊かさ、スケール感、フレーミングがテーマを強調しています。「みらい賞」は、部活作品の多い中にあって、シンプルな構図、光彩の印象的な作品が選ばれました。「スマホ&タブレット賞」は、各々、日常生活の断片を素直に捉えており、微笑ましさを感じます。今後もまた、地域性豊かでフレッシュな、魅力あふれる作品を期待しております。  


電源開発株式会社 広報部長 中谷 博

 

 毎年、皆さんからご好評をいただいているこのコンテストも、8回目を迎えました。今回は、私たちが、いまだかつてない環境におかれた中での開催となりましたが、皆さんにご応募いただいた作品からは、自然や人々に流れる、あるいは秘められたエネルギーの力強さ、大きさを改めて感じることができました。「一般部門」では、みなぎったエネルギーが放たれる瞬間を鮮やかに切り取った数々の作品に驚かされ、「みらい賞」では、若さゆえのエネルギーを表現しようとする、みずみずしい感性に出会いました。また、「スマホ&タブレット賞」でも、身近にある日常が、息づかいとともに映し出されていました。次回も、あおもりの様々な「エネルギー」に出会えることを楽しみにしています。


東奥日報社 執行役員東京支社長 松林 拓司

 作品が発するエネルギーには実にいろいろな表情がありました。自然の壮大さ、生命のパワー、荘厳な宇宙、静謐な緊張、野生味、造形や色彩の力…。撮影者が対象と向き合っている時空間は多様で、しかもそれぞれが濃密です。だからこそ面白く、同時にそれは本県の魅力の奥深さでもあるのだと改めて気づかされました。「みらい賞」は若者ならではのチャレンジと感覚に優れていて、人とは違う何かを見つけようとする姿勢がビンビン伝わってきました。入賞作品は「ウェブ東奥」で全国に発信いたします。どの作品からも「コロナ禍に負けない」というエネルギーを感じ取っていただけると思います。