貴方の街で
          歌/演奏:精密観音
         作詞/作曲:木村剛志

下乗橋から本丸へと ゆるい坂 登ってく
見上げる空に 枝垂れ桜 揺れて花びら 風に舞う
人ごみの中 離れないように そっと ひかれた 貴方の手
驚いたけど とても優しくて この弘前 みたいに 暖かい
長い冬が 終わっても まだ少し 心寒いけど
何だか好きになれそうで 肩寄せ歩く 初めての春 もうすぐ りんごの花の頃

花火の合図にせかされて レトロな電車の駅を出る
小走りに抜ける かくみ小路 待ち合わせは 一番町
遠くから響きだす 太鼓の音 せまい街並み 揺らしながら
声 張り叫ぶ ヤーヤドーは この弘前 に暮らす嬉しさね
短い季節 だからよけい熱く 胸がふるえる 光の波
好きな気持ちが おさえきれない あなたに 元気もらう夏 蓬莱橋の下で 口づけた

吐き出す息が白くなる頃 風はどんどん透きとおり
山や田んぼや桜並木を 夕焼けみたいに 染めてゆく
冬の寒さに 向かう人達は だんだん無口に なってゆくけど
負けない強さ 胸に秘め この弘前 と一緒に生きている
恋はいつか愛に変わり 愛の厳しさ知るけれど
この弘前 と貴方に包まれながら 春に向かって 生きてゆく
手を取り合って 向かい合って 貴方の弘前 で生きてゆく 貴方と二人で生きてゆく