
東北・新潟8新聞社共同企画
人やモノがインターネットでつながるスマート社会の実現に向け、国をはじめ各自治体もさまざまな取り組みを行っている。情報通信技術(ICT)を活用した取り組みは、地域経済の活性化や大規模災害への対応など地域住民の生活に欠かせないものとなっており、今後その動きはますます活発になると見込まれている。東奥日報社は、東北と新潟の有力紙8社共同で「スマート社会へ~地域を創る新しい力~」と題し、地域が抱える課題に対しICTを活用した取り組みを8回にわたって紹介する。
スマート社会へ ~地域を創る新しい力~
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【福島・会津若松】利便性向上、来訪者増へ/交通機関にICT活用計画
11/22 9:28更新
福島県会津若松市で情報通信技術(ICT)を活用し、鉄道やバス、タクシーなどの利用者の利便性を高めるプロジェクトが進む。公共交通機関の利用をより円滑にする各種アプリを開発し、実証実験を通して実用化を…
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【岩手・盛岡】トマト生産 コンピューター制御/最適環境で通年収穫
11/15 12:00更新
情報通信技術(ICT)が、岩手県の農業の可能性を引き出している。トマト生産の盛岡市猪去(いさり)のいわて若江農園(若江俊英社長)はコンピューター制御で最適な生育環境をつくり、通年収穫を実現。年間収…
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【青森・八戸】家庭のごみ出し手助けアプリ/収集日や分別 悩み解決
11/8 11:41更新
青森県は1人1日当たりのごみ排出量が全国で3番目に多く、ごみのリサイクル率は全国最下位(共に2014年度)-。16年、八戸市のIT企業「アイティコワーク」取締役の岡本信也さん(42)は、身近な環境…
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【宮城・石巻】若者就農推進へICT導入/熟練技術と融合 質高く
11/1 11:42更新
若者の就農へのハードルを下げようと、宮城県石巻市北上町の一般社団法人「イシノマキ・ファーム」は、情報通信技術(ICT)を使った担い手の育成を推進している。目指すのは、ベテラン農家の知見も加えた「デ…
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【秋田・男鹿】ハイテク駆使 小ギク生産/需要期の安定出荷実現
10/25 14:13更新
秋田県男鹿市の園芸メガ団地で、農作業の効率化を図る「スマート農業」の実証事業が行われている。若手生産者らが新技術を活用して約50種の小ギクを栽培。作業時間は3割短縮され、需要期の安定出荷にもつなが…
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【福島・須賀川】消防団参集アプリ/団員、情報共有迅速に
10/18 13:51更新
スマートフォンなどで火災情報を共有する消防団参集アプリ「S.A.F.E(セーフ)」の導入が福島県内で広がっている。2018(平成30)年のアプリの完成以降、試験導入を含め県内9市町村が運用を始め、…
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【新潟・上越】AI搭載/廃棄物選別ロボ開発
10/11 15:00更新
新潟県上越市柿崎区に本社を置く産業機器メーカーの「ウエノテックス」はAI(人工知能)搭載の廃棄物選別ロボット「URANOS(ウラノス)」を開発した。製品を生み出す「動脈産業」に対し、廃棄物を処理す…
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【山形・尾花沢】スイカ生産/重労働減らし収量拡大
10/4 13:04更新
夏スイカの生産量で日本一を誇る山形県尾花沢市の「尾花沢すいか」。糖度が高く、みずみずしく締まっており、しゃりっとした食感は人気が高く、地域経済を支える柱の一つになっている。一方、生産者の高齢化が進…