
食材の宝庫・青森県の恵まれた環境と食文化を未来に引き継ぐため、子どもたちに知ってもらいたい郷土の食がある。1月から毎月1回の連載「あおもり未来キッチン」で、レシピを紹介するのは、八戸市在住の食育料理家・なぎさなおこさん。併せて、グローバル時代を生きる子どもたちが、地元の食を外国人にも伝えられるよう、青森市在住のインバウンドコーディネーター・山内リチャードソン澄子さんが英訳を担当する。連載に込めた2人の思いは-。
あおもり未来キッチン
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【12品目】けの汁 小正月のための保存食
2018/12/13更新
けの汁「けの汁」は津軽地方の郷土料理。“粥の汁(かゆのしる)”がなまったもので、昔から無病息災を願い小正月にいただく精進料理です。ふだん家事に忙しい女性たちが、小正月をゆっくり過ごせるように作り置…
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【11品目】生姜味噌おでん 青函連絡船の客 温める
2018/11/24更新
生姜味噌おでん青森の「生姜味噌おでん」は、戦後間もなくのころ、青森駅周辺の屋台(闇市)で提供されていたおでんに、冬の厳しい寒さの中で青函連絡船に乗り込もうとする船客の体を少しでも温めようとみそにシ…
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【10品目】ずんだ和え(毛豆) 手間暇かけるぜいたくさ
2018/10/8更新
ずんだ和え(毛豆)ずんだは漢字で「豆打」と書きます。ゆでた枝豆をすりつぶしたもののことで、豆を打ってつくる「豆打(ずだ)」がなまって「ずんだ」と呼ばれるようになったと言われています。南東北、特に宮…
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【9品目】いわしと枝豆の「だまこ汁」 魚のすり身 アツアツで
2018/9/21更新
いわしと枝豆の「だまこ汁」「だまこ」というと、キリタンポのようにつぶしたごはんを丸めたものを呼ぶ事もありますが、弘前市周辺に伝わる郷土料理の「だまこ汁」は、イワシやサンマ、ホッケなどの魚と枝豆をす…
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【8品目】バラ焼き風牛肉炒め 甘辛いお肉 安くおいしく
2018/8/9更新
バラ焼き風牛肉炒め十和田市民のソウルフードとも呼ばれる「十和田バラ焼き」は、牛のバラとたっぷりのタマネギを甘辛いタレに漬けて鉄板で焼いた料理です。バラ焼きは戦後、三沢市の屋台で生まれたとも言われて…
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【7品目】ハイカラ豆しとぎ 県南名物 手軽にアレンジ
2018/7/16更新
ハイカラ豆しとぎ豆しとぎは県南地方で主に食べられている、米粉につぶした豆を混ぜてつくったお菓子で、枝豆を使ったお菓子「ずんだ」のような味がします。青豆を使った、薄緑色のものが一般的ですが、黒豆や茶…
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【6品目】せんべい汁 煮溶けにくい材料使って
2018/6/10更新
せんべい汁ご当地グルメの火付け役でもある「せんべい汁」は、八戸市周辺の郷土料理。小麦粉を練って焼いた「南部煎餅」を入れて煮込んだ、醤油(しょうゆ)味ベース(味噌(みそ)や塩味の場合もある)で仕立て…
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【5品目】味噌貝焼き ホタテとネギを卵とじ
2018/5/15更新
味噌貝焼き味噌貝焼き(みそかやき)は、貝焼き味噌(かいやきみそ、かやきみそ)とも呼ばれている、津軽地方や下北地方を中心に伝わる郷土料理です。大きなホタテの貝殻を鍋の代わりにして、ミソをベースに、ネ…
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【4品目】イガメンチ イカの足 家庭でおいしく
2018/4/6更新
イガメンチ日本は世界最大のイカの消費国で青森県は漁獲量全国2位。全国一のイカの水揚げ量を誇る八戸港をはじめ青森県内各地で近海物の他、太平洋、南米、ニュージーランドなどで捕獲したイカが一年中水揚げさ…
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【3品目】リンゴのクランブル 英国で親しまれる母の味
2018/3/6更新
リンゴのクランブル年中りんごが食べられるりんご王国青森。ちょっとお客様が来た時のおもてなしにもピッタリなクランブルはイギリスの「おかあさんの味」として親しまれているスイーツ。今回は、りんごと同じく…
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【2品目】にんにく味噌(みそ) スタミナ抜群 万能調味料
2018/2/6更新
にんにく味噌生産量日本一を誇るあおもりのスタミナ野菜のにんにくと味噌(みそ)を使った万能調味料です。味噌は地方によって作り方や材料が違いますが、青森の味噌は大豆と麹(こうじ)を使った赤っぽい茶色を…
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【1品目】子和(こあ)え 乾物とタラコで簡単に
2018/1/12更新
(左から)インバウンドコーディネーターの山内リチャードソン澄子さん、食育料理家のなぎさなおこさん食材の宝庫・青森県の恵まれた環境と食文化を未来に引き継ぐため、今回から始まる「あおもり未来キッチン」…
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【新年号】郷土の味 君にバトン 誇りのレシピ世界に伝えて
2018/1/1更新
なぎささん(中央)を囲む、すぎのこ保育園(八戸市)の子どもたち連載「あおもり未来キッチン」/おせち料理食材の宝庫・青森県の恵まれた環境と食文化を未来に引き継ぐため、子どもたちに知ってもらいたい郷土…