候補者の第一声に拍手を送る有権者ら=3日午前9時13分、弘前市内
蛯名 正樹氏
山本 昇氏
桜田 宏氏
山内 崇氏

 任期満了に伴う弘前市長選が3日午前、告示された。元副市長で前市議の新人・蛯名正樹氏(67)、元副市長で新人の山本昇氏(51)、2期目を目指す現職の桜田宏氏(62)、元立憲民主党県連共同代表で新人の山内崇氏(66)の4人が立候補を届け出た。

 蛯名候補は同市青山1丁目の選挙事務所前で第一声を上げた。約70人の聴衆を前に「人口減少や新型コロナウイルスの影響で、地域経済は厳しい。決断できない市政から脱却し、決める市政、実行する市政に変えなくてはならない」と力を込めた。市議10人が駆けつけ、応援演説した清野一榮議長は「弘前を変える絶好のチャンス。疲弊した地域を元気にするのは蛯名氏しかいない」と訴えた。

 山本候補は同市早稲田2丁目の飲食店駐車場で第一声。葛西憲之前市長や市議らが顔をそろえ、道路を挟んだ家電量販店駐車場に約180人が集まった。山本氏は除排雪や新型コロナウイルス感染者数の情報開示などの課題は、柔軟な発想で解決できる-とし、「前例がないからできない、そういう市政をやめる大きな転換期になる。将来のための新しい弘前をつくる」と決意を述べた。

 桜田候補は同市泉野1丁目のイオンタウン安原前で、齊藤爾、阿部広悦両県議、市議ら約160人を前に第一声を上げた。澤田美彦選対本部長は、桜田市政の4年間の成果を挙げ「今の市政を前進させ、課題を解決していけるのは桜田氏だけだ」と強調。桜田氏は「コロナ禍で健康の大切さを教えられた。健康で長生きできる地域をつくり、健康・医療産業の集積を目指す」と訴えた。

 山内候補は同市萱町の選挙事務所前で出発式を行った。選挙スタッフらを前に「子どもや若者、女性、高齢者、障害のある方など弱い立場の人を誰一人見捨てないのが行政であり政治。これまでの延長線上の行政では十分に寄り添うことはできない」と市政刷新への決意を示した。山内氏を支援する政治団体「弘前市に新しい風を起こす会」の小田切達代表とガンバロー三唱で気勢を上げた。

 2日現在の選挙人名簿登録者数は14万4018人。期日前投票は4日から9日まで、市役所(午前8時半~午後8時)、岩木庁舎、相馬庁舎、市総合学習センター(いずれも午前8時半~午後6時)、ヒロロスクエア(午前10時~午後8時)の5カ所で行う。