青森県は29日、県内で新たに414人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。医師が検査を行わず症状などから感染したと判断する「みなし陽性」18人も含めた県内感染者は432人となった。弘前保健所管内と上十三保健所管内で、新規クラスター(感染者集団)が計2件発生した。

 検査で陽性が新たに判明した414人を居住地別にみると、青森市106人、弘前保健所管内103人、八戸市83人、上十三保健所管内70人、三戸地方保健所管内26人、五所川原保健所管内20人、むつ保健所管内3人、東地方保健所管内2人、東北地方在住の県外居住者1人。7割近くの284人は、感染経路を確認中という。

 弘前保健所管内で新たに発生した入所型高齢者施設のクラスターは、28日までに陽性が確認されている60~80代以上男女7人が、施設の利用者または職員と判明。このうち80代以上が5人を占める。

 上十三保健所管内の保育施設クラスターでは、10歳未満5人と20~60代女性5人の計10人が感染した。関連も含めた感染者は11人。施設は25日から一部休業しており、31日まで継続する予定。

 入院者数は前日から3人増え131人。県の確保病床数431床に対する使用率は30.4%となり、26日以来で再び30%を超えた。減少傾向にあった高齢者の感染者数に下げ止まりがみられ、ここ数日は入院者数や病床使用率が横ばいで推移している。

 県はこのほか、40市町村別に、21~27日の1週間で判明した累計感染者数の規模を公表した。最も感染者数の規模が大きかったのは青森市と八戸市の「501人以上」。次いで弘前市が「201~500人」、黒石、十和田、三沢の3市が「101~200人」と続いた。この1週間で感染が確認されたのは35市町村。今別、深浦、中泊、大間、佐井の5町村は、感染者がゼロだった。