東奥文化選奨を受賞した(左から)山端家昌さん、木村孝太郎さん、工藤朋子さん=24日午前、青森市の東奥日報新町ビル

 東奥日報文化財団(理事長・塩越隆雄東奥日報社代表取締役)は24日、第7回東奥文化選奨の贈呈式を青森市の東奥日報新町ビルで行い、グラフィックデザイナーの山端家昌さん(38)=おいらせ町出身・東京都在住、アマ将棋棋士の木村孝太郎さん(22)=青森市出身・滋賀県在住、フラメンコ舞踊家の工藤朋子さん(41)=五所川原市出身・東京都在住=の活躍をたたえた。

 贈呈式には同財団の理事や評議員のほか県内の文化関係者ら約40人が出席。塩越理事長が3人に表彰状と金一封、トロフィーを手渡した。

 塩越理事長は「3人とも今後の飛躍が期待されている。県民に明るいニュースをもたらし、後に続く世代の励みになることを願う」とあいさつ。来賓の三村申吾知事(青山祐治副知事代読)が「さらなる活躍を通して、人々の心に感動や希望を届ける文化芸術の発展を支えてください」と祝辞を述べた。

 山端さんは、弘前実業高在学時に津軽こぎん刺し着物と出合い、現代に生きるこぎん模様を「kogin」と名付け、模様の研究・応用に取り組む。写真集の企画や、こぎんをモチーフにした日用雑貨の制作、ホテルの館内装飾・ショーウインドーのディスプレーなど、民芸に新しい活路を開拓し続けている。

 木村さんは、現在立命館大の4年生。2013年の「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」で、県勢初の中学生部門全国制覇達成。14年の「全国中学生選抜将棋選手権大会」も制した。18年、プロ棋戦「第27期銀河戦本戦トーナメント」でプロ棋士に4連勝。21年には棋書を出版し、さらなる活躍が期待される。

 工藤さんは、フラメンコ界の登竜門と言われる日本フラメンコ協会主催「新人公演」でソロ部門(06年)、群舞部門(09年)でそれぞれ最高賞となる奨励賞を受賞。08年の「河上鈴子スペイン舞踊新人賞」と合わせ新人賞3冠を達成した。19年、県文化賞受賞。優美な演技と多彩な表現力は国内外から注目されている。