青森市の国特別史跡(しせき)・三内丸山遺跡(いせき)で9月16日、「さんまるじょもりんぴっくwithご当地キャラ」が開かれ、大勢(おおぜい)の子どもたちが遺跡内の広場を駆(か)け回り、縄文(じょうもん)にちなんだいろいろな競技を楽しみました。
同遺跡を含(ふく)む「北海道・北東北の縄文遺跡群(ぐん)」は7月、世界文化遺産の推薦(すいせん)候補(こうほ)に選ばれました。イベントは新たな切り口で三内丸山遺跡を楽しみ、縄文について学んでもらおうと県教育委員会が企画(きかく)し、今年で3回目です。
「じょうもん○×クイズ」では、「三内丸山が栄えていた縄文時代中期は、今より暖(あたた)かかった」「三内丸山遺跡のお墓(はか)の跡(あと)から人骨(じんこつ)が見つかっている」などの問題が出題され、参加者が頭を悩(なや)ませました。「じょうもん鬼(おに)ごっこ」は縄文風の衣装(いしょう)を着て行う「スポーツ鬼ごっこ」。2チームに分かれ、敵(てき)に捕(つか)まらないよう相手陣地(じんち)の人形や土器を奪(うば)い合いました。
ほかに、シカやイノシシなどの的を狙(ねら)って矢を放つ「しっ狩(か)り狙って!弓矢対決」、石の斧(おの)で木の枝(えだ)をたたいて切る「いつ切れるかな?ドキドキ伐木(ばつぼく)」なども行われました。
クイズに参加した青森市の大嶋(おおしま)蓮(れん)さん(堤小6年)は「習っていないことや見学で聞いたことがない問題もあって難(むずか)しかった」と話しました。伐木を体験した青森市の福士(ふくし)倫太郎(りんたろう)君(沖館小6年)は「なかなか切れなくて疲(つか)れた。同じ所を狙ったらうまくいった」と汗(あせ)をぬぐっていました。