青森県難病相談支援センターとCFS(慢性疲労症候群)支援ネットワークは27日、柔軟剤や化粧品などの香りで体調不良になる疾患「化学物質過敏症」をテーマにしたセミナーをオンラインで開く。主催団体は「疾患に対する社会の理解を広げるきっかけにしたい」と、参加を呼び掛けている。

 化学物質過敏症は「香害」とも呼ばれる。症状は頭痛、めまい、吐き気、しびれなどさまざま。原因物質も芳香剤、洗剤、殺虫剤、有機溶剤など、人によって異なる。

 自身も化学物質過敏症の疾患があるCFS支援ネットワークの石川真紀会長は「多くの人がいい香りだと思って使う商品でも、苦しさを覚えることがある。香りの好き嫌いで片付けられ、疾患と理解されないことも多い」と説明する。

 セミナーでは、宮城県多賀城市でクリニックを営む角田和彦医師を講師に招き、疾患がある人の体験発表なども行われる。石川会長は「患者が気を付けるだけでなく、社会全体での取り組みが必要。セミナーをきっかけに、自治体が疾患を周知する動きにもつながってほしい」と話す。

 参加は無料。定員は400人で、申し込みは25日午後5時まで、ウェブサイト(https://mcsaomori.peatix.com/)から。

 問い合わせは、県難病相談支援センター(電話0172-62-5514)へ。