青森県は20日、県内で新たに414人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。検査をせずに医師が症状などから感染したと判断する「みなし陽性」は1人。みなし陽性も含めた20日の感染者数は415人となった。1月18日以来およそ2カ月ぶりに、新規クラスター(感染者集団)の発生がなかった。

 検査で陽性が判明した414人は居住地別に、八戸市125人、青森市106人、弘前保健所管内77人(このうち弘前市34人)、上十三保健所管内48人、五所川原保健所管内32人、三戸地方保健所管内16人、むつ保健所管内10人。全体の44%に当たる184人は、感染経路が分かっていない。19日までに判明しているクラスターに関連した感染者が、計80人確認された。

 入院者数124人、県の確保病床数425床に対する使用率29.2%は、いずれも前日と同数。人口10万人当たりの1週間新規感染者数は東奥日報試算で288.21人と、前日から1.29ポイント下がった。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「クラスターの新たな発生はなかったが、新規感染者数は前の週と比較しても同程度で、依然として高い水準が続いている。急激に低くなった状況ではない」と話した。

 県はこのほか、18日に感染を公表した弘前保健所管内の1人(10代、性別非公表)の感染を取り下げた。医療機関で同じ日に抗原検査とPCR検査を受け、先に抗原検査で陽性判定が出たが、後に結果が出たPCR検査は陰性だった。医師や保健所が検討し、取り下げと判断した。20日現在の感染者数累計は3万840人、みなし陽性も含めると3万1223人となった。