青森県は18日、県内で新たに653人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。17日の630人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。病床使用率は6日連続で下降し、29.9%となった。病床使用率が3割を切るのは、2月5日以来およそ1カ月半ぶり。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「特に10歳未満の増加が目立ち、感染状況は厳しい。ただ入院者数は着実に減り、医療の面では悪くない状況」との見解を示した。

 検査をせずに医師が感染したと判断する「みなし陽性」3人も合わせると、18日の県内感染者数は656人。みなし陽性も含めた県内感染者数の累計は3万249人となり、3万人を超えた。

 検査で陽性を確認した653人の居住地別内訳は、青森市179人、弘前保健所管内145人(このうち弘前市65人)、八戸市122人、上十三保健所管内80人、五所川原保健所管内64人、三戸地方保健所管内43人、東地方保健所管内11人、むつ保健所管内9人。半数近くの321人は、感染経路が分かっていない。新規クラスター(感染者集団)は青森市、八戸市、上十三保健所管内で、計7件発生した。

 年代別で最も感染者数が多かったのは10歳未満の173人で、全体の4分の1を占めた。次いで多い10代も、103人と3桁台。80代以上は22人、70代以上は29人など、高齢者層の感染割合は低かった。

 18日現在の入院者数は127人で、前日から16人減った。大西医師は、デルタ株による感染が拡大した2021年夏のピーク時の入院者数を下回るようになったと説明。「感染者に対する入院の割合が小さくなっている。ワクチンの効果が出てきている」との見方を示した。

 他方で、保育施設や小学校での感染は収まっていないと指摘。「子どもたちへの感染対策が難しい部分もある。軽い風邪症状でも職場や学校を休むなど、施設内で感染が広がらないようにすることが大切だ」と話した。