久しぶりじゃないかっ

なにやら人待ち顔のわさお about a week ago.

この日、わさおのところにはとあるご一行が訪ねてくることになっておった

むっ


聞こえ来たのは、どこやらロックな感じの車のエンジン音

そして登場したのは、稀代のロック・スター Sawao Yamanaka!


ドッグ・スター(?) Wasao Kikuya とご対面!

——— 何度目ですか?さわおさんとの対面は?
「もう5回目になるかな。でも、毎回新鮮な経験なんだ。っていうか前回のことはあんまり覚えてないんだ。犬なんで」
——— 会う度にだんだん距離感が近づいている気がします
「そうだね。最初の頃はただ『近くにいる誰か』って感じだったけど、一緒に散歩に行ったり、似たような格好してみたり、そんな遊びの中で少しづつお互い距離感を掴んでいったんじゃないのかな」
——— そしてとうとう、リードを持ちましたね、さわおさんが
「札幌では『手綱』って言ったらしいじゃない?(笑)」

——— 母さん以外でもリードを持てるんですね
「最近はね。映画とか撮ってた頃は、なにすんだ無礼者!みたいに思ってたけど、最近はもう別にいいかなって思えるようになったんだ」
——— 人間が丸くなったんだ?犬だけど?
「いや(笑)丸くなったというか、許せるようになったというか。ん〜ちょっと違うな。こだわるところが変わったのかな。リードはリードであってオレじゃない、っていうか」
——— そういえば、さわおさんが不意に背中触ってました?
「そうだね。軽く『おいおい』って思ったけど。でも噛む気はなかったよ、全然」

——— ところで、the pillows の新譜「STROLL and ROLL」はどうですか?
「いいよね。散歩して転げまわるって意味でしょ。まさにオレ達の日常じゃないか」
——— ははは、確かに!
「からっと日当たりの良いアルバムだよね。夏の七里長浜みたいな。いつもと比べたら、毒気も曇りない感じがするけどだからこそ、聞けば聞くほど味が出る。噛みごたえのある棒鱈みたいだ」

——— またしてもサングラス!
「今回は本当に山中さわおオリジナルサングラスをかけてみたんだ。無謀だよね隣に本物がいるのに(笑)本人と比べたら見劣りするけど犬としては似合ってる部類なんじゃないかな」

——— 随分と長い時間、一緒に座ってましたね
「その時は山中さわおという人物から出てる音楽を聴いてた感じだったかな」
——— 人物から出てる音楽ですか?
「犬は色覚が人間と違ってて、見える景色はオレンジフィルムガーデンなんだけど、その代わり匂いと音を強く感じ取れるじゃないか。山中さわおって人はこういう匂いと音がするんだなって思ってたよ。それを犬の音楽と言っていいのかどうかは分からないけど、そういう事を感じてた」
——— どんな印象を持ちましたか?
「彼が秋田犬だったらきっと長毛種だよね。ストレンジ秋田犬。オルタナティブ・ドッグ。展覧会みたいに誰もが目指す山じゃなく、違う頂上を目指すタイプなのかなって。とにかく一緒の時間を過ごして心地よかったのは確か」

——— あまりの気持ちよさに最後は寝てましたよね
「はい、寝てました(笑)」

——— そしてさわおさんは去っていった訳ですが、お別れの挨拶はなんと?
「もちろん、生き延びてまた会おう」

(架空雑誌「音楽と犬」きくやわさおインタビューより)

《おまけ写真》
七里長浜きくや商店名物・生干し焼きイカのでかさにおどろく山中さわお氏

そしてその背後の冷蔵庫には、隠れバスター君