青森県は3日、県内で新たに537人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規陽性者数(みなし陽性除く)としては、2月16日の555人に次いで多い。人口10万人当たりの1週間新規感染者数は東奥日報試算で245.64人となり、過去最多を更新した。感染者1人の死亡も確認されたほか、青森市で2件、八戸市で3件のクラスター(感染者集団)が新たに発生した。

 検査で陽性が判明した537人は居住地別に、青森市168人、八戸市139人、弘前保健所管内118人(うち弘前市76人)、上十三保健所管内66人、三戸地方保健所管内21人、五所川原保健所管内11人、むつ保健所管内8人、東地方保健所管内6人。このほか「みなし陽性」は3日公表分で8人、みなし陽性を含めた同日の県内感染者数は545人だった。

 死亡したのは弘前管内の80代以上女性。入院中だった2日、新型コロナが原因で亡くなった。県内の死亡者の累計は65人となった。

 新規クラスター5件のうち、青森市の2件はいずれも保育施設で発生した。一方の施設では、利用者または従業員等である10歳未満6人と30~50代女性3人の計9人の感染が判明。関連して10~70代男女6人の陽性も確認された。施設は3日まで休園した。もう一方の施設では、10歳未満6人と30~40代男女2人の計8人が感染。関連する感染者は10歳未満2人と30代男女2人の計4人。2月23日~今月4日に一部休園の措置を取るという。

 1日当たりの新規陽性者数が過去最多となった八戸市では、教育保育施設2カ所と職場でクラスターが発生した。

 このうち、二つの教育保育施設は関連するクラスターと判明。一つ目の教育保育施設の感染者は、10歳未満4人と30代女性2人の計6人。二つ目の施設の感染者は10歳未満3人、30~70代女性3人の計6人。両クラスターに関連し、5人の感染が確認された。職場クラスターでは、男性10人の感染を確認。関連3人の感染も判明した。市民と接する業務ではない。同市の熊谷雄一市長は3日、臨時記者会見を開き、同日から始まった5~11歳対象の小児用ワクチンの早め接種や不要不急の移動の自粛、基本的な感染対策の徹底などを市民に呼び掛けた。

 県内の入院患者数は202人で前日から1人減った。病床使用率は49.5%となり、2日連続で50%を辛うじて割り込んだ。