東奥日報文化財団(理事長・塩越隆雄東奥日報社代表取締役)は28日、青森市の東奥日報新町ビルで理事会を開き、第7回東奥文化選奨を、グラフィックデザイナーの山端家昌さん(38)=おいらせ町出身・東京都在住、アマ将棋棋士の木村孝太郎さん(22)=青森市出身・滋賀県在住、舞踊家の工藤朋子さん(41)=五所川原市出身・東京都在住=の3個人に贈ることを決めた。贈呈式は3月24日、同ビルで開く。

 東奥文化選奨は、実績を上げている新進気鋭の作家・表現者などで、青森県の芸術・文化の普及や振興に大きく貢献することが期待される青森県在住者や出身者を対象に、2016年から毎年1回選定している。

 山端さんは、弘前実業高在学時に津軽こぎん刺し着物と出合い、現代に生きるこぎん模様を「kogin」と名付け、模様の研究・応用に取り組む。写真集の企画や、こぎんをモチーフにした日用雑貨の制作、ホテルの館内装飾・ショーウインドーのディスプレーなど、民芸に新しい活路を開拓し続けている。

 木村さんは、現在立命館大の4年生。13年の「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」で、県勢初の中学生部門全国制覇達成。14年の「全国中学生選抜将棋選手権大会」も制した。18年、プロ棋戦「第27期銀河戦本戦トーナメント」でプロ棋士に4連勝。21年には棋書を出版し、さらなる活躍が期待される。

 工藤さんは、フラメンコ界の登竜門と言われる日本フラメンコ協会主催「新人公演」でソロ部門(06年)、群舞部門(09年)で奨励賞(=最高賞)を受賞。08年の「河上鈴子スペイン舞踊新人賞」と合わせ新人賞3冠を達成した。19年、県文化賞受賞。優美な演技と多彩な表現力は国内外から注目されている。