五戸町出身の元警視庁警視・竹原悠慈(ゆうじ)さん(72)=埼玉県上尾市在住=は、首都の治安維持に37年間尽力したとして今春、危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した。

 新宿署、渋谷署などに勤務したが、最も思い出に残るのは、1971年の渋谷暴動事件で警備中に殉職した警部補の慰霊碑建立に携わったこと。「子どものころに習った書道の腕を当時の署長に買われ、碑文の書き手を任された」という。石碑は今も渋谷の街に建つ。「街を守るために命を落とした同僚がいたことを忘れてはならない」。定年退職後も警備会社に勤め、警備員の指導教育に当たる日々を送っている。