県と青森市、八戸市が23日に発表した新型コロナウイルス感染症の新規クラスター(感染者集団)計8件のうち5件は、保育施設や教育保育施設で発生した。県はクラスターが多発している要因について、施設の特性上、幼児のマスク着用が場面によっては難しいなど、複数の要因が考えられるとしている。

 青森市は、3カ所の保育施設でクラスターを確認した。それぞれ施設の利用者または職員が感染し、1件目は10歳未満~40代の計10人、2件目は10歳未満~50代の計7人、3件目は10歳未満~60代の計10人の感染が判明している。

 八戸市の教育保育施設では10歳未満~50代の14人と県外の保健所に届け出があった2人の計16人。上十三保健所管内の保育施設でも10歳未満~50代の計7人の感染が確認された。いずれのクラスターも、10歳未満の感染者が一定数を占めている。

 5件の施設は、手指消毒や換気、検温などの基本的な感染対策を講じていたとしている。県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は、保育関連施設の感染拡大の要因について「幼い子どもが利用している場所なので、マスクの着用が難しい場面もある。ワクチン接種対象外の年代の子どももいる。いろいろな要因が考えられる」と話した。

 このほか、職場クラスターも2件発生した。青森市では20~60代男女計10人、むつ保健所管内では30~40代男性5人が感染。2件とも、感染者は同じ職場内の関係者という。不特定多数と接触する職場ではない。

 八戸市の高齢者施設では、施設の利用者または職員で、80代以上男女7人と40代女性1人の計8人が陽性に。施設はデイサービスを停止し、ショートステイの新規入所を止めている。