青森県は14日、県内で新たに173人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち感染経路不明は75人。新規感染者が200人を割り込むのは1月25日以来。新たに青森市で4件、むつ保健所管内で1件のクラスター(感染者集団)が発生、感染者2人の死亡も確認された。

 新規感染者の居住地別の内訳は、弘前保健所管内が73人(このうち弘前市43人)と最も多く、上十三保健所管内43人、青森市24人、むつ保健所管内11人、八戸市9人、三戸地方保健所管内7人、東地方保健所管内4人、五所川原保健所管内2人と続いた。

 死亡者2人のうち1人は弘前管内の80代以上男性で、12日に新型コロナが原因で死亡。残る1人は13日に死亡したが、遺族の意向を確認中のため、県は現時点で「(年代など)全て非公表」としている。

 14日時点の県内の入院患者数は206人(このうち重症3人、中等症57人)で、病床使用率は49.8%だった。

 一方、13日の新規感染者は280人。入院患者は209人で過去最多となり、初めて200人台に達した。同日の病床使用率は50.5%で、昨年9月6日以来の50%超えとなった。

 2日連続で新規感染者が300人を割ったことに対し、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「休みの後という要素はある。安易には言えないが、少し落ち着きつつあるという感じもある。今週の火曜から木曜の数字を見ることで、ある程度判断がつくのでは」と見解を示した。

 一方、病床使用率の高止まりや中等症患者が多く「楽観視はできない」と指摘。20日まで弘前市に適用されるまん延防止等重点措置延長や対象範囲拡大については、具体的な言及を避けながら「全体として良くなっているとは到底言えない。しっかり考える必要がある」などと述べた。

 一方、県は13日、12日公表の新規感染者のうち8人について、陽性かどうか確定していないにもかかわらず、誤って感染者に計上していたことを明らかにした。単純ミスという。

 県によると、8人は再検査対象者で、本人にはその旨を伝えていたが、誤って陽性者として計上した。8人は14日に全員陽性が判明した。12日の新規感染者は当初から8人減の362人に訂正され、県内の14日時点の感染者の累計は1万5416人となった。