十和田市の「ねばっち」(左)を破り優勝したつがる市の「つがーるちゃん」
内部が見えるハプニングで会場を沸かせた「かんだちくん」

 第6回青森県全国ゆるキャラすもう大会が17日、青森県つがる市のイオンモールつがる柏で開かれた。自治体や企業のPR役として活躍する県内外のキャラクター22体が、ゆるくない熱い戦いを繰り広げ、地元つがる市の「つがーるちゃん」が初優勝した。

 地域の有志でつくる大会実行委員会(荒谷政志委員長)が、東日本大震災からの復興を願い2013年から開催。第4回大会優勝の「ピーちゃん」(ミナミ=本社弘前市)による土俵入りが披露された後、トーナメント戦が行われた。

 ナガイモの足など体が農産物8品目でできている「つがーるちゃん」は、粘り強い押し、体当たりを駆使して大活躍。ナガイモの「ねばっち」(十和田)との決勝では、防戦一方になったものの土俵際で粘って耐え、ひらりとかわして勝利した。東奥日報社の「福ロウ」は1回戦で敗れた。

 会場では多くの家族連れが熱戦に声援を送った。今回はこれまで以上に激しい取り組みが多く、柏小1年の藤田叶望(かなみ)さんは「崩れるキャラクターがいっぱい出て、勢いがすごかった」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 大会終了後は、行司を務めた県の「決め手くん」、応援団として参加したハッピーワオン(イオン)など7体も加わり、子どもたちとの交流会が開かれた。

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 東奥日報社が東通村に寄贈した「かんだちくん」の着ぐるみが17日、県全国ゆるキャラすもう大会に出場した。頭部が浮き上がり内部が見える「もろだし」となったことで、初戦敗退だったものの会場を大いに沸かせた。

 「かんだちくん」の着ぐるみは同社がクラウドファンディング(CF)サイト「HANASAKA!(ハナサカ)」で資金を募り製作。20年以上イラストのみだったキャラクターが、動く姿となって8月25日から活動している。

 敗れて肩を落とす「かんだちくん」の横で、村経営企画課の宮本憲明総括主幹は「結果は残念だが、面白い存在という印象を与えた」と胸を張り、「すもう大会出場は念願だった。鍛えて、今度は優勝を目指す」と力強く語った。
 

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