その瞬間、わさおはこんな顔だったかも?

それは飼い主母さんからかかってきた一本の電話で始まったのでしか。
(今回の記事は文章多め)

「わさお散歩中にシカを見つげだよ〜!」
「たんげ、興奮してらよ〜!」

どうやら、わさお、己がテリトリーにて野生の偶蹄目と遭遇、狩猟本能スイッチがはいったのかも。
しかも、一緒にいたつばきまでもが一緒になって大興奮ぽい。

とはいえ、生来の天邪鬼気質であるオレ、こういう話に接するとノリノリではなく引き気味かも。

(ニホンカモシカだったらありえるかも〜)
(なにしろ白神山地のお膝元だし)
(ツキノワグマが自動車事故に合う土地柄だし)

などと考えて一旦電話を切ったものの...

まてよ、と...
カモシカじゃなくてニホンジカかも?だったらえらいこっちゃかも!

なんでかっていうとですね...
そもそもこのあたりには、近代以降、ニホンジカが確認されておらんのです。基本、カモシカしかおらんのです。
ところがここ数年、青森秋田県境やら、白神山地まであと数キロの地点やらでニホンジカの目撃例がありまして。
ニホンジカはどんな草木でも餌にするのと繁殖力が強いのが特徴で、白神山地内に流入したら生態系が大ダメージかも...、ってことで地元としては大変気になりなホットイシューなわけです。

見た目はかわいいんだけどねー...

そんなこんなで行くしかない! オレの野次馬スイッチもオンになったかも...

とりあえず車に乗ってわさおの店に。
間もなくお店が見えてくるなというあたりまで来た時に...

一目散に逃げ去るシカ的野生動物が目の前を横切りっ!

え?マジで?(^^;) 出来すぎでしょ、これ、どんな展開やねん...

車運転中でありましたし、そもそも一瞬の出来事なので写真とか撮れてないのですが...
借りてきました。ま、こういうやつでした。


(提供:東北森林管理局 津軽白神森林生態系保全センター)

しかるにたぶん、カモシカかも?とおもいつつ
その後、ともかく飼い主母さんと顔合わせ

「わさおとつばきがシカ見で大変だったのさ」
「えっと...オレもなんか見ました...」

わさお&つばきはと言えば


「なんかいたよなー」「なんかいたよねー」
的な雰囲気で、もはや平静。

「ちなみに、母さんたちが見たのはどのへん?」
「あっこらへんだぁ」
指差す先は、お店のすぐ裏、川対岸の河口付近。

気になるので現場検証(?)しにいってみると...

あっ...


紛うことなき偶蹄目の足跡。
比較用に写っているのはオレの左手。中指から手首までがアバウト18cmくらい。

足跡を辿ると、一回海辺の波打ち際迄来て、クルッと戻って消波ブロックを乗り越えて反対側の川岸に着地、そこを渡河してわさおの店の真下に抜けて海辺を駆け抜けオレの遭遇ポイント通過って感じでしょうか、google mapさんの助けを借りて図示すると、こう。

ところで、鰺ヶ沢ご町内には「津軽白神森林生態系保全センター」という、白神山地の野生動物調査などをしているところがありまして。
もうこうなったら乗りかかった船とばかりに、そこで、この足跡写真やら事の顛末を聞いてもらったところ...。


  1. 足跡だけでニホンジカとニホンカモシカを判別するのは難しい

  2. ニホンジカだったらえらいこっちゃなので見かけたらすぐ教えてねー

  3. でも意外と海辺でも目撃例が多いよカモシカ

  4. ニホンカモシカだとしたら縄張りで行動しているのでまた遭遇することがあるかもしんないよ


ってことは、もしかするとまた、わさおつばきは狩猟本能スイッチはいることがあるかもしれませんな...

とか思いながらわさおの店に戻ってみたらば

その狩猟本能スイッチとやらが完全オフ状態のわさおの姿がありましたとさ。

おしまい(^^;)

※カモシカに敬意を表して、文中の「かも」「しか」をいつもより多めに盛っておりますm(_ _)m