宅配する弁当を仕分けるボランティアスタッフ

 青森県弘前市の一般社団法人「みらいねっと弘前」(鹿内葵代表理事)は11日、弁当を割安で配達する事業を始めた。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が適用されている同市で、自宅療養・待機中の人にも届くように、特定場所での配布ではなく宅配に乗り出した。20日までの5日間、ボランティアのスタッフが計3千食を配る。

 事業には六つの飲食店・弁当店が協力。弁当は一つ200円で、1世帯当たり五つまで注文できる。配達スタッフは弁当が入ったコンテナを玄関先に置いた後でインターホンを鳴らし、注文者は弁当を受け取り紙コップに料金を入れる非接触の方式で受け渡しする。

 初日は140世帯から565個の注文があった。約30人のボランティアは、市内のホテルで弁当を積み込んだ後、車10台に分かれ各戸に届けた。

 事業は赤い羽根共同募金の助成を受けたほか、市内の企業・団体、個人の寄付を受けて実現。スタッフを前に鹿内代表理事は「新型コロナは人と人を引き離し、孤立を招く病気。こんなときだからこそ地域のつながりを大事にして乗り越えたい」とあいさつした。

 宅配は12、13、19、20日にも行う。12、13日分の注文は既に締め切っており、現在は19、20日分を受け付けている。注文は同法人のフェイスブックに掲載しているQRコードを読み込み、必要事項を入力して申し込む。問い合わせは同法人(電話0172-55-6790)へ。