青森県は10日、県内で新たに469人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数は前日の498人に次ぎ過去2番目の多さ。青森市の私立高校ではクラスター(感染者集団)が発生した。

 人口10万人当たりの1週間新規感染者数は、東奥日報試算で235.38人と過去最多を更新し続けている。新規感染者の居住地別の内訳は、青森市155人、八戸市60人、弘前保健所管内176人(このうち弘前市112人)、五所川原保健所管内33人、むつと上十三の保健所管内でそれぞれ20人、三戸地方保健所管内3人、東地方保健所管内2人。現時点で205人の感染経路が分かっていない。

 青森市の私立高校クラスターでは、10日までに生徒5人の感染が判明した。県によると5人は同じ部活に所属。この高校では既に全ての部活動が禁止されているが、5人は部活動以外で行動を共にする場があったという。2人の陽性者が発生した1クラスを学級閉鎖としたほか、ほかの陽性者とクラスやスクールバスなどで接触のあった生徒は学校の判断で自宅待機としている。

 公表済みのクラスターでは、7日公表の八戸市の私立高校クラスターで新たに生徒20人の感染が確認され、関連を含めて76人に拡大した。

 県全体の入院者数は164人で、病床使用率は39.6%。中等症の患者は前日から10人多い43人と、昨年4月以降で最多となった。県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「感染が拡大して重症や中等症の患者が増えると、今後は医療提供体制が厳しくなってくることが懸念される」と話した。