青森県は9日、県内で新たに498人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては今月4日の460人を上回り過去最多となった。感染経路不明は半数弱の247人。八戸市で3件、上十三保健所管内で1件のクラスター(感染者集団)も発生。県全体の入院者数は前日比16人増の164人で、昨年9月6日公表分と並んで最多となった。

 新規感染者の居住地別の内訳は、青森市が最多を更新する168人。八戸市も120人で最多となり、以下、弘前保健所管内114人(このうち弘前市は83人)、上十三保健所管内40人、五所川原保健所管内18人、三戸地方保健所管内16人、むつ保健所管内14人、東地方保健所管内8人と続いた。

 八戸市によると、同市のこれまでの新規感染者の最多は昨年8月26日公表の92人で、今回初めて100人を超えた。民間の検査機関から3日分の検査結果(2月5~7日分の検査約400件)が通知されたこともあり感染判明が大幅に増えたという。これまでに発生しているクラスター関係の感染判明が多かった。

 八戸市保健所の小笠原光則副所長は「感染者が高止まりの状況がみられ、危機感を持っている。厳しい状況はしばらく続くと思う」との見方を示した。

 一方、県内の人口10万人当たりの1週間新規感染者数は東奥日報試算で229.08人と6日連続の200人超えとなった。入院者164人のうち、中等症の患者は前日から2人減って33人、重症は前日と同数の3人だった。県が確保する病床数414床に対する使用率は39.6%となった。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は、まん延防止等重点措置の適用から2週間となった弘前市を含む弘前管内について「急激に右肩上がりで増えていないので、少し(新規感染の)伸びが鈍くなっている。ただ、急激に落ちてきている段階でもない。今後の状況を注視する必要がある」との認識を示した。