青森県弘前市の市教育委員会は8日、市立小・中学校長会議を開き、7日現在、小中学校35校で児童生徒や教職員の新型コロナウイルス感染を確認し、うち17校が学年・学級閉鎖などの臨時休業措置を取った(既に終了含む)ことを明らかにした。先月25日時点で臨時休業は4校だった。

 特に小学校低学年の感染者が多いという。約1週間の臨時休業明けに陽性の児童が増加した学校もあるといい、吉田健教育長は「学校以外で感染している可能性もある」と話した。

 文部科学省のガイドラインは複数の児童生徒の感染が判明した場合などに学級閉鎖を行う-としている。しかし、市教委は人数にかかわらず、感染拡大の恐れがあれば陽性者が1人でも閉鎖するよう求めた。

 また市教委は1月まで、いじめや差別を防ぐため、学校関係者が感染し学級閉鎖などの措置を取った場合も、感染の事実を他学級などに発表していなかった。しかし、1月27日の非公開の臨時校長会議で、感染拡大を防ぐために方針を転換。以降は学校が保護者へ通知できるようにした。

 吉田教育長は取材に「誹謗(ひぼう)中傷は防がないといけないが、感染者があまりにも多く、意識を高めるために連絡した方がいいと判断した」と述べた。