Photo:Akiko Ichikawa

THE NEW YORKERS #13: Batsheva Hay

<前編>から続きます

愛用していた1着のローラ・アシュレイのヴィンテージドレスが元となったBatshevaのコレクション。これまでローラ・アシュレイといえば、ファッションシーンにおいては時代遅れの象徴のような(失礼!)位置付けで、ここ20年以上、脚光を浴びたことはなかった。70年代のベルボトム、80年代のショルダーパッド……など、時代は巡りトレンドは 繰り返される、のか?

Photo:Akiko Ichikawa

はじめはファッションに好感度なエディターやスタイリストの間で話題になり、今年に入り、彼女のもとにはセレブリティからのオーダーが相次いだ。5月にはメトロポリタン美術館で開催されるコスチュームインスティテュートの“メットガラ”でも彼女のドレスを着るゲストが現れたほど。

「前は自分がやりたいときに作るだけ、というスタンスだったけど、今はショップのバイヤーがいて、春夏と秋冬、プレシーズンも入れると年間4つのコレクションを作ることになった」。

この春にはアメリカンデザイナーとしての登竜門VOGUE/CFDAアワードにも応募し、ファイナリストに選ばれた。つい先日は審査のため『VOGUE』編集長のアナ・ウィンターはじめ、CFDA(アメリカファッション協議会) のそうそうたる面々の前で15分間のプレゼンテーションを行った。

「ものすごく緊張したわ! 5分間でブランドストーリーを話した後、モデルたちに着せてのプレゼン、そして質疑応答という流れ。アナ・ウィンターからは開口一番『あなたの服、どれも全部同じに見えるわ』って!」。

Photo:Akiko Ichikawa

アナはどの候補者にも手厳しい質問をしたそうだが、彼女はこう答えた。「私の作るコレクションは自分のパーソナルスタイルにフォーカスしているのでそう見えるかもしれない。最初は自分の体型にあわせて自分が似合うものだけを作っていたけれど、これからはもっといろんなボディタイプの女性たちも楽しめるような服作りをしたいと考えています。でも、ブランドのコアである自分の世界観からは決して離れたくない」。

Batshevaという名の究極にロマンティックなドレスとは?(後編)Byron(バイロン)で公開された投稿です。