月別の数値としては最多となっていた青森県内の1月の新型コロナウイルス感染者数は、31日発表分を合わせて4142人となり、これまで最も多かった昨年8月の1657人を大きく上回った。特に25~31日の1週間の感染者数が2133人と半数を占め、急速な感染拡大を裏付けた。同様に最多を更新していた1月のクラスター(感染者集団)発生件数は44件だった。

 新規感染者数を月別でみると、初めて感染事例が確認された2020年3月から同年9月まではゼロ~10人台前半で推移。弘前保健所管内の飲食店で大規模クラスターが発生した同年10月に初の3桁を記録した。その後は21年5月の776人、8月1657人、9月1337人と、大型連休やお盆に伴う人の移動、変異株拡大などにより感染者が急増する月もあったが、直近の21年11、12月は1桁に落ち着いていた。

 ただ今年1月に入ると弘前保健所管内を中心に感染者が急増。年末年始の人の移動や成人式前後の飲食などを背景に、感染が県内全域に広がった。クラスターも19日から連日発生しており、発生場所も教育現場や職場、高齢者施設など多岐にわたる。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「(新規感染が)300人を超える日が5日連続であるなど高止まりで推移し、今後も予断を許さない」と説明。感染防止対策の徹底を、あらためて県民に呼び掛けた。