青森県は31日、県内で新たに204人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染経路不明は110人。新たに青森市の入所型高齢者施設と上十三保健所管内の保育施設でクラスター(感染者集団)が発生した。2020年3月23日に県内で初めて感染事例が公表されて以降、感染者数の累計は1万44人となり、1万人台に達した。

 新規感染者を居住地別にみると、最多は弘前保健所管内の107人。以下、上十三保健所管内56人、青森市と五所川原保健所管内が各12人、八戸市11人、三戸地方保健所管内5人、県外1人と続いた。

 新規クラスター2件のうち、青森市の入所型高齢者施設では、利用者または職員の20~80代以上の女性5人の感染が30日までに判明。これまでに約40人の検査を終えた。

 上十三管内の保育施設では10歳未満(性別非公表)9人、30~50代女性3人の計12人の陽性が31日までに判明。利用者または従業員等で、これまでに約80人の検査が終了した。

 公表済みの主なクラスターでは、上十三管内の小学校(27日発表)の感染者数が関連を含めて15人増の30人となった。一方、青森市の県立高校運動部で発生したクラスター(13日発表)は健康観察が終了した。

 また、県は新型コロナに感染して入院していた青森市の40代男性1人が30日に死亡したことを明らかにした。新型コロナとは別の死因だという。死亡者数は計41人となった。

 入院者数は前日比10人減の103人で、県の確保病床414床に対する使用率は24.9%に下がった。人口10万人当たりの1週間新規感染者数は、東奥日報試算で172.29人となり、前日から10.25ポイント上昇した。

 一方、県は29日に感染を公表した弘前保健所管内の10代1人(性別非公表)について、本人が陰性だったにもかかわらず、医療機関が誤って陽性者として県に届け出ていたことを明らかにした。医療機関は本人には陰性と告知していたが、県に届け出る際に入力を誤った。医療機関が誤りに気づき、31日に取り下げた。29日の新規感染者の公表数は1人減って367人となった。