中止の方向で検討することになった「弘前城雪燈籠まつり」。弘前公園四の丸では、19日も大雪像の制作が進んでいた

 青森県弘前市は19日、弘前公園で2月10~13日に予定している弘前城雪燈籠(どうろう)まつりを中止する方向で検討することを明らかにした。弘前保健所管内での新型コロナウイルス感染者の急増や、県が2月末まで感染対策を強化すると発表したことを受けた対応。20日にもまつりを主催する運営委員会の会議を開き、協議する。

 市役所で開いた市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、市観光部が方針を説明した。まつり運営委は市のほか、弘前商工会議所、弘前観光コンベンション協会、市物産協会で構成する。

 弘前公園四の丸では、陸上自衛隊弘前駐屯地の隊員が大雪像の制作を進めており、既に基礎部分が完成している。桜田宏市長は会議後の取材に「感染の急拡大を一日でも早く収束させるため、さまざまな対策をとらないといけない。(まつり中止も)その一つ」と語った。

 会議では市の新たな感染防止策を決定。発熱などの症状で欠席する児童生徒が増えているため、市立小中学校の一部は20日から10日間程度休業する。1月末まで休止するとしていた市内公共施設111カ所は、休止期間を2月末まで延長。小中学校の部活動やスポーツ少年団の活動の禁止期間も2月末までに延ばす。

 このほか市は20日から、新型コロナ感染の不安がある無症状の市民らを対象に、市内の指定薬局48カ所で、無料で抗原検査キットを配布する。在庫の400セットがなくなり次第終了する。