店名。ちっちぇw

 平日夜、人でごった返す渋谷駅周辺。青森県出身のシェフが開いた、大人の隠れ家的イタリアンレストランがあると聞いて、行ってみました。JR渋谷駅ハチ公口から歩くこと8分ほど。あやしく青く光るレイ〇ンショップの2階にある「KONEL(コーネル)」がお目当てのお店。階段を上がり、店名を探したら…まるで落書きみたいに防火扉みたいなそっけないドアに、ちっっっちゃく書いてましたよw しかも、おすすめはおでんと餃子…あれ? イタリアンじゃない?

■看板なし、電話もない■

 コーネルは、青森県むつ市出身で、小、中学校を五戸町、高校時代は八戸市で過ごしたというオーナーシェフ、菊池隆樹さん(47)が今年3月に開いたお店。看板を出さず、電話もないので、さぞ、気むずかしい頑固オヤジが…、と思いきや、笑顔が素敵な、気さくで柔和なナイスガイでした。ホールは、前職・AWキッチンのつながりで、神作知子さんがスマートに、そつなくこなしています。なんでも「忙しくて電話に出る暇がない」から、電話番号を公開していないとのこと。なので、予約はフェイスブックのメッセンジャーから。知り合いが来てくれれば良い、的な感じかと思いましたが「知らない人もウエルカム」だそうです。

■いろいろ捏ねています■

田子町のイベント。トマトとトウモロコシがおでんに

 店名は「捏(こ)ねる」から来ているそうで、厨房内には打ち台が設置されていて、パスタやら、パン生地やら餃子の皮やらをこねて伸ばして切って、と手づくりしているとのこと。で、なんで水餃子? とたずねたところ「嫌いな人、いないでしょ」と菊池シェフ。大学卒業後、書店のCD、レコード販売部門で社会人生活をスタートさせたものの、1年半ほどで料理人を目指しイタリア、フランスに渡って料理を学び、さらに20代後半に帰国してから3年間、国分寺の創作中華居酒屋で働き、さらにイタリアへ。で、国分寺で覚えた餃子をメニューに加えているのだそうです。

■和と洋のバランスが絶妙です■

おすすめの餃子

 とは言っても、餃子の中身は豚バラベースのあんにポルチーニ茸と飴色タマネギと、食感のための切り干しダイコンを入れていて、バルサミコ酢を使ったたれで食べるとか、しっかりとイタリアンな仕掛けが。おでんだって洋の要素を取り入れ、白味噌とゴルゴンゾーラを合わせたものやら、生七味やら、辛いソーセージのンドゥイヤのペーストを付けたり。和と洋の組み合わせのバランスが絶妙です。

■タッコーラでカンパイ■

デザートも

 青森県出身ということで、野辺地の小カブ、大鰐の温泉もやし、深浦の雪人参(にんじん)などといった、まだ首都圏では知名度がさほど高くない素材も季節ごとに使っています。8月には青森県南の、ニンニクで有名な田子町のイベントが開かれ、2019年デビュー予定のニンニクの新品種「美六姫(みろくひめ)」をはじめ、トマト、トウモロコシ、ブルーベリー、田子牛、田子豚など、同町こだわりの食材を使った料理が大好評。東京田子会の会員ら、地元から参加した山本晴美町長や町商工会関係者ら合わせて約20人が「りんご村のりんごジュース」「タッコーラ」「にんにく焼酎どでん」などの飲み物と一緒に味わっていました。
 ということで、探す楽しみもあるこのお店ですが、住所(渋谷区神南1-9-5 2F)貼っておきます(笑)皆さま、近くに行く機会があったらぜひお立ち寄り下さい。(C)