青森県は6日、上十三保健所管内に住む20代女性1人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。入院者数が基準に達したため、県内の感染状況のレベルを1段階引き上げ、5段階評価の下から2番目に当たるレベル1(安定的に医療などの対応ができるレベル)に変更した。

 県内でオミクロン株が初確認された30代女性の濃厚接触者だった上十三保健所管内の2人(5日感染公表)について、県はデルタ株のウイルス変異検査が陰性だったと明らかにした。この2人もオミクロン株に感染した可能性があるため、全ゲノム解析で詳細に調べる。

 上十三保健所が把握した関東地方居住の10代感染者(5日公表)は、県外で確認された感染者の濃厚接触者と分かった。この県外感染者は、デルタ株変異が陰性だったと県に報告があった。県は、この10代のウイルス検査を進める。このほか、既に公表済みの県内感染者のうち3人から、デルタ株とみられる変異を確認した。

 6日感染発表の20代女性は、県外や海外への移動歴がなく、現時点で感染経路が分かっていない。今月上旬に喉の痛みや発熱などの症状が現れ、医療機関を受診した。

 県は毎週水曜日の指標を基に、感染レベルの評価を週に1度公表している。先週まではレベル0(感染者ゼロレベル)だったが、5日現在の入院者数が11人となり、レベル1の基準に達した。県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「医療が逼迫(ひっぱく)せずに安定して提供できるレベルで、維持していくべき水準」と説明した。