北海道新幹線の運行状況確認や切符のキャンセルなどで「みどりの窓口」に並ぶ人々。構内には運休を知らせる看板が掲げられていた=6日午前9時22分、青森市の新青森駅

 地震の影響で6日午前、青森県と北海道を結ぶ交通機関にも影響が出た。JR東日本とJR北海道によると、北海道新幹線は停電により、新青森-新函館北斗間で運転を見合わせている。再開の見込みは立っていない。青函トンネルを含む設備には異常はなかった。

 新青森駅構内では同日朝から、電光表示や看板で北海道新幹線の運転見合わせを知らせた。「みどりの窓口」には復旧のめどを尋ねたり、切符のキャンセルをしようと多くの利用客たちが列を作った。函館市に帰る予定だったという主婦の泉文子さん(75)は「びっくりした。全部止まっててどうすることもできない」と困惑した様子。社員旅行で北海道に行く予定だった奥州市(岩手県)の20代男性は「岩手で今朝テレビを見て、取りあえず青森まで来たけど…しょうがない」と話した。

 空の便では6日、青森-札幌間全10便と三沢-丘珠間全2便の計12便が欠航したり、欠航を決めた。

 県内のフェリー各社によると、同日の便に欠航予定はないが、地震と台風21号の影響で、青森県と北海道を結ぶ便に数時間程度の遅れが生じた。同日午前には青森市沖館の埠頭(ふとう)から「緊急消防援助隊」の1次隊129人が二手に分かれて乗り込み、北海道へ向けてフェリーで出発した。このほか、下北地域広域行政事務組合の消防隊が派遣へ向けて同埠頭で待機している。

<県内20小が修学旅行中 児童・引率者けがなし>

 各市町村教委や県教委によると、6日午前10時半現在、県内28小学校の児童・引率者が修学旅行で北海道内に滞在している。児童・引率者にけがはないという。停電や現地の交通機関の状況を踏まえ、今後の対応を決める。バスで次の訪問先に移動している学校もあるという。

 修学旅行中なのは、浪岡北小、油川小、高田小、西田沢小、野内小、筒井南小(青森市)、法奥小(十和田市)、上久保小(三沢市)、柏小、育成小、車力小(つがる市)、碇ケ関小、平賀東小、竹館小(平川市)、蓬田小(蓬田村)、三厩小(外ケ浜町)、藤崎中央小(藤崎町)、大鰐小(大鰐町)、板柳東小(板柳町)、南小、千歳平小(六ケ所村)、下田小(おいらせ町)、佐井小、福浦小、牛滝小(佐井村)、清水頭小(田子町)、杉沢小(南部町)、赤保内小(階上町)。地震発生時は函館市や札幌市、洞爺湖町、留寿都村などに宿泊していた。

 板柳東小の貴田英仁教頭は「地震直後から(同行している)校長と連絡を取り合い、保護者にも児童の様子をメールで知らせた。7日に戻る予定だが、交通手段などが決まれば保護者に連絡したい」と話した。

 一方、古川小、三内小(青森市)、六郷小、東英小(黒石市)、上北小(東北町)、西海小(鯵ケ沢町)、百石小(おいらせ町)はいずれも6日、北海道に出発予定だったが、延期した。