月足教諭(右から2人目)が手にした東奥日報紙と電子版を見比べ、地域の情報を収集した大深内中の2年生

 青森県十和田市の大深内中学校(藤森裕之校長)は15日、新聞の電子版と実際の紙面を活用し、社会科と国語の授業を行った。生徒たちはそれぞれのタブレット端末で一斉に紙面を読めるメリットを生かして地域の情報などを集めた。

 同市は2017年度から、授業などで使う新聞を市内の小中学校に配置している。

 21年11月からは、東奥日報社が教育目的に限り児童生徒のタブレット端末で紙面を閲覧できるようにした「東奥日報電子版 for school」も活用している。同校では、授業やホームルームで電子版のメリットを生かせるように利用法を探っている。

 この日は、2年生の社会科と1年生の国語で東奥日報紙と電子版を活用した。社会科を担当した月足啓尚(つきあし・けいしょう)教諭は地元十和田市のことを学ぶために生徒と電子版、ウェブ東奥を使って情報収集。生徒はナガイモなどの農産物の話題やイベントの記事をピックアップして互いに共有し、十和田市のことを学ぶための素材を集めた。

 また、国語の市川将人教諭は生徒とタブレットを使って15日付東奥日報「天地人」を朗読、文中の難しい言葉の意味などを確認した。

 2年生の佐々木悠羽(ゆう)さん(13)は「新聞はパソコンなどを使った方が読みやすいと思った」、山田紗羅(さら)さん(14)は「十和田市は思ったよりみんなが楽しめるイベントが多かった」、1年生の佐藤大翼(だいすけ)さん(12)は「新聞の電子版は文字を大きくできるので便利」と話した。

 月足教諭は「新聞を活用することで、生徒が言葉を覚え、世の中の動きに関心を持つようになった」と効果を述べた。