青森市は29日、新型コロナウイルス感染の「第6波」を見据えた新たな対策として、感染後に自宅療養をする市民が土日祝日を含む毎日、オンラインまたは電話で当番医の診療を受けられる体制を整え、12月1日から運用を始めると発表した。市内の43医療機関が協力する。必要に応じ、解熱剤やせき止めなどの薬を療養者の自宅へ届ける。

 小野寺晃彦市長が29日の会見で発表した。市は9月から平日と土曜日に、自宅療養者が電話で医療機関の診療を受けられる取り組みを試行的に開始。課題として、療養者の顔を見ながらの診察ができなかったり、日曜日に対応できる医療機関がなかったことなどがあったという。

 12月からは、調整役の市保健所に健康保険証の画像をメール送付すると、ビデオ通話または電話で医師の診療や健康相談を受けられる。療養者は診療方法を選べないが、市はスマートフォンなどの活用を通じ、できるだけオンライン診療を進めたい考え。

 また市は、市内にPCR検査センターを増設する方針を発表した。昨年から、感染疑いがある人を受診対象とした市独自の「検査センター」を運営しているが、体制を強化する。新たな施設の利用開始時期や開設場所など詳細は今後詰める。