夏休み少年少女将棋(しょうぎ)入門教室と将棋大会が12日、青森市のサンロード青森で開かれ、県内外の小・中学生が真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)で駒音(こまおと)を響(ひび)かせました。
将棋入門教室と大会は、東奥日報の創刊(そうかん)130周年を記念し、東奥日報社と県将棋連盟(れんめい)、東奥日報文化財団(ざいだん)が開きました。入門教室には小学生と家族ら約60人が参加。県将棋連盟の奈良岡(ならおか)実(みのる)師範(しはん)が、将棋の歴史や駒の並(なら)べ方・動かし方などを説明し「あいさつや礼儀(れいぎ)がだめだと、“将棋ごっこ”になってしまう。きちんと礼儀作法を守りましょう」と呼(よ)び掛(か)けました。
大会には、入門教室の参加者を含(ふく)む小学生26人と、中学生8人が出場しました。4クラスに分かれて、予選リーグと決勝トーナメントに熱戦を展開(てんかい)。3位までの入賞者にメダルが贈(おく)られました。
また、日本将棋連盟のプロ棋士西尾(にしお)明(あきら)六段(だん)が招(まね)かれ、実戦を通して将棋を教える指導(しどう)対局を行いました。
入門教室に参加し、小学生初級の部で3位に入った高坂(こうさか)劉資(りゅうすけ)君(青森・浜田小1年)は「駒をどう動かせばいいか分かった。3位になれてうれしい。もっと強くなりたい」とにっこり。同上級の部3位で、西尾六段と指導対局を行った小西(こにし)海(うみ)君(同・長島小)は「西尾六段は一手一手が厳(きび)しかった。終盤(しゅうばん)の寄(よ)せ方を教えてもらい勉強になった」と話していました。