2021ミス・ジャパンに出場、3位となった浦田さん((C)ミス・ジャパン)
「青森代表で3位入賞。少しはふるさとの恩返しになったかな」と言う浦田さん=都内

 9月に東京で開かれたミスコンテスト「2021ミス・ジャパン」で、弘前市出身の大学生浦田実優さん(22)が3位に選ばれた。6歳のころに始めたバレエで培った表現力と、身長166センチの伸びやかな肢体で見せる優雅なウオーキングで好印象を与え、全国の応募者約4500人のトップ3に食い込んだ。「結果には驚いた。父母をはじめ支えてくれた人たちに本当に感謝してます」

 都内の大学に通う4年生。同市のアカネバレエ教室で小、中、高校とクラシックバレエに打ち込んだ。高校1年の時には東北コンクールで優勝し、「バレエの先生と両親に恩返しできたと思った」という。「でも本当に下手くそで…。小さいころからの夢だったバレリーナは難しいと思い、大学に進むことにした」

 ミスコンは初挑戦。大学の友人がいくつかの大会に出場していたことが刺激になったほか、理由はもうひとつ。飼い主の飼育放棄や虐待などで傷ついた犬や猫を救い出して新たな飼い主と結ぶ、保護動物の支援活動を広めたかったからだ。コンテストのスピーチでは保護犬の実情を熱弁した。

 学業の傍ら、保護動物を救う活動をする都内のNPO法人にボランティアとして参加。新たな飼い主を待つ保護犬たちの運動など世話をしている。「ペットブームの陰で多くの犬が捨てられ、殺処分におびえている。虐待で大けがを負ったり、病気の治療を受けられない犬もいる。ペットショップで購入してもいいんです。でも保護犬を引き取って一緒に暮らす選択肢もあることも知ってほしい」

 コンテストではスピーチに加え、ほかの参加者たちにも保護犬支援の大切さを積極的に話し掛けた。「多くの人が『知らなかった』と。私の力は小さいが、今後もずっと活動を続けていきたい」と力を込める。

 動物への愛情は深く、動物由来の食材を避ける「ビーガン」に関心があるという。身近に完璧なビーガンの人もいるというが、人間の生活が動物たちにかける負荷を減らすため、自分はまずできることからしていこうと考える。「食事から肉を抜いたり、既に革製品を使っているなら大事にして買い換えないようにしたり。動物に少しでも配慮しながらおしゃれを楽しむこともできると思うんです」

 コンテスト上位入賞を目指し、スピーチだけでなく「きれいと思ってもらえるよう、日々努力を重ねた」という。「でも本番で表現力や演技力を発揮できたのは、やはりバレエのレッスンのおかげですね」。笑顔を輝かせた。

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 <うらた・みゆう 1999年弘前市生まれ。市内の小・中学校、高校を卒業し都内の大学へ進学。6歳からクラシックバレエに打ち込み、高校1年生で東北コンクールで優勝するなど入賞多数。来春の卒業後は都内のブランドファッションショップに就職予定>