高田記者(右)の話を熱心に聞く青森大学の学生たち

 青森大学社会学部の櫛引素夫教授の研究室は15日、東奥日報社編集局生活文化部の高田春菜記者を講師に招き「メディア論」の授業を青森市の同大で行った。高田記者は「私たちが発信する情報は、常に読者から信頼を得られるものでありたい」と新聞製作への思いを語った。

 授業は、新聞社で働く社員から直接話を聞き、新聞の役割や課題、可能性などを学生の視点から探るのが狙い。東奥日報社のビジネスセミナーを活用し、4回行う授業の2回目。

 高田記者は新聞社に入社した経緯、これまで書いた記事などを紹介。「新聞社に入って、世の中で起きていることはひとごとではなく『自分ごと』であることに気付いた。記事を読んで終わりではなく、自分なりの考えを持ってほしい」と語った。

 また、やりたいことが見つからないという学生に対し「いつも読んでいる記事と違ったものを読むのもいい。自分の世界がちょっと広がり、やりたいことにつながるかもしれない」とアドバイスした。受講した社会学部2年の藤田玲(りょう)さんは「新聞が直接取材することを大事にしていることが分かった」と話した。

 担当の櫛引教授は「新聞は人間がつくっている。人が人に物事を伝える営みの原点が新聞にあるということを感じてほしい」と期待した。