大人の飲み物のイメージが強い缶(かん)コーヒー。小学生はあまり飲まないと思うけど、実はコーヒー飲料を一番多く飲むのが青森市民なんだよ。
国の調査(ちょうさ)によると、1家族が1年間に買うコーヒー飲料(液体(えきたい)。ただしコーヒー牛乳(ぎゅうにゅう)を除(のぞ)く)は、青森市が5214円でトップ。2位が福井(ふくい)市、3位が富山(とやま)市で、全国平均(へいきん)は3712円です。
逆(ぎゃく)に一番少ないのが静岡(しずおか)市の1906円。青森市の家族は静岡市に比(くら)べると1年間で約3300円も多くコーヒー飲料を買っています。単純(たんじゅん)に缶コーヒー1本の値段(ねだん)を120円とすると、青森市の家族は静岡市の家族よりも1年間で27本も多く買って飲んでいることになりますね。
ところが、か粒(りゅう)、粉末、インスタントなどのコーヒーの購入金額(こうにゅうきんがく)をみると、青森市は全国で23位と真ん中位です。
また、他の飲料(購入金額)をみると、炭酸(たんさん)飲料、果実・野菜ジュースが1位だったほかは、緑茶(りょくちゃ)36位、紅茶(こうちゃ)47位、ココア35位と全国平均を下回っています。
コーヒー飲料最下位の静岡市は緑茶が1位。紅茶の購入数量1位の宇都宮(うつのみや)市(栃木(とちぎ)県)はコーヒー飲料31位です。地域(ちいき)によって、好みが全然違(ちが)うんですね。
清涼(せいりょう)飲料水評論家の清水(しみず)りょうこさん(東京都)は「青森市がコーヒーではなく、コーヒー飲料で1位というのは興味深いですね。同調査で外食における喫茶代は青森市が2103円と全国で最下位。コーヒーは家でいれたり、喫茶店で飲むのではなく、手軽に買える缶コーヒーなどを楽しんでいるようです。反対にコーヒー飲料をあまり飲まない静岡市は言わずと知れたお茶どころ。日常(にちじょう)的に緑茶を飲む習慣(しゅうかん)が見えてきますね」と話しています。
また、今回は特別に、お酒類の購入金額のランキングも表にしました。お父さん、お母さんに教えてあげたら、びっくりするかもね。