日本銀行青森支店(してん)は7月26日、日銀の仕事やお金に対して親しみを持ってもらおうと、青森市の同支店で「夏休み親子見学会」を開きました。小学生と保護者(ほごしゃ)13人が参加し、お金の役割(やくわり)について理解(りかい)を深めました。
参加者は、お札のすかしや特殊(とくしゅ)インクで印刷した模様(もよう)など、偽造(ぎぞう)を防(ふせ)ぐためのさまざまな工夫(くふう)をルーペなどを使って観察。お札の数え方を教わったり、本物そっくりの1億円の札束を持って、その重さを体験しました。
また、同支店職員(しょくいん)から、一般(いっぱん)銀行にお金を貸(か)したり、汚(よご)れたお札を新札に交換(こうかん)したりといった日銀の仕事の内容(ないよう)について説明を聞きました。
県金融(きんゆう)広報(こうほう)委員会金融広報アドバイザーの福士裕司(ふくしゆうじ)さんの講演(こうえん)では、お金の使い方について「無駄遣(むだづか)いを直し、計画的にお金を使うためにお小遣い帳を活用して」とアドバイスを受けました。
青森市の長牛良頼(ながうしたかのり)君(浜田小5年)は「お札の数え方を体験して、指の使い方が少し難(むずか)しかった」、慶長万里江(けいちょうまりえ)さん(筒井小4年)は「古くなったお札は細かく切り刻(きざ)まれるなど、知らなかったことがたくさん分かって楽しかった」と話しました。