映画「いとみち」の一場面「(C)2021『いとみち』製作委員会」

 優れた映画人らに贈られる本年度の「第44回山路ふみ子映画賞」の各賞が22日、発表され、津軽を舞台にした映画「いとみち」の監督を務めた青森市出身の横浜聡子さん(43)が「文化賞」を受賞した。横浜監督は「受賞は『いとみち』が多くの人たちに愛された証。一緒に映画を作ってくれた青森のみなさんに御礼を申し上げたい。本当にありがとうございました」と東奥日報にコメントを寄せた。

 同映画賞は山路ふみ子文化財団が主催で、映画人の育成や功績をたたえることを目的に開催。日本で一番早く発表される映画賞でもある。同財団は昭和20年代まで活躍した映画女優の山路ふみ子の寄付により設立された。

 受賞理由では「郷土愛を背景に津軽三味線と少女の成長物語を融合させ、見事な青春ドラマとして完成させた」ことが評価された。11月26日に東京都千代田区の日本教育会館・一ツ橋ホールで贈呈式が行われる。

 文化賞は過去に俳優の森繁久弥さん、作家で映画評論家の長部日出雄さん(弘前市出身)らが受賞している。

 他の受賞者は以下の通り(敬称略)。

 ▽映画賞=西川美和「すばらしき世界」
 ▽映画功労賞=倍賞美津子「護られなかった者たちへ」など
 ▽福祉賞=高橋伴明「痛くない死に方」
 ▽女優賞=尾野真千子「茜色に焼かれる」「明日の食卓」
 ▽新人女優賞=清原果耶「護られなかった者たちへ」など