青森県は22日、新たに弘前保健所管内居住の2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。併せて、軽症・無症状者を受け入れる宿泊療養施設を弘前市に230室追加で確保したと明らかにした。県内の宿泊療養施設は青森、弘前、八戸、むつの4市で7施設・計700室に増えた。

 感染が確認された弘前保健所管内の50代男性と30代女性は、9日公表の同管内保育施設クラスター(感染者集団)に関連する。2人とも10代・10歳未満の感染者と接触歴がある。このクラスターの感染者は、関連も含め計117人となった。

 22日現在の人口10万人当たり1週間新規感染者は、東奥日報試算で1.44人。入院者数は前日から6人減り20人。県公表の確保病床数349床に対する使用率は、5.7%となった。

 厚生労働省が22日夜に発表した都道府県別の新型コロナ関連指標によると、青森県の人口10万人当たりの1週間感染者数(21日現在)は2.81人で、47都道府県中9番目の多さだった。前週14日のワースト3位から改善した一方で、東北6県の中では依然最も高い水準にある。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は、感染状況が全国的に落ち着いているため「都道府県の差が詰まり、クラスターが起こると順位が跳ね上がってしまう」と解説。青森県の感染状況は「感染経路不明の新規系統数が非常に少なくなってきた。クラスターもだいぶ収束に向かっているので、県内の状況は落ち着いている」との見解を示した。