青森県は21日、県内で新たに5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。居住地別に、青森市3人、弘前保健所管内2人。併せて公表した県内6保健医療圏ごとの感染状況を示す指標のうち、人口10万人当たりの1週間新規感染者数は19日現在、県内6圏域全てでステージ2(感染漸増、15人未満)以下の水準に下がった。

 21日発表の5人のうち、弘前保健所管内の60代男性は感染経路が分かっていない。同管内の50代女性は、9日発表の保育施設クラスター(感染者集団)に関連して感染が判明。今月中旬に一度検査を受け陰性だったが、健康観察中に発症し再度検査を受けた。

 青森市の新規感染者3人はいずれも10代(性別非公表)。市によると感染経路はいずれも市内の陽性者で、3人の濃厚接触者は把握できているという。3人のうち2人は、2回のワクチン接種を終えていた。

 6圏域の人口10万人当たり1週間感染者数は、最も高い津軽圏域(弘前保健所管内)で14.3人。保育施設クラスターの影響で、前週12日はステージ4(爆発的感染拡大、25人以上)相当だったが、改善した。上十三圏域(上十三保健所管内)は、3週連続で同指標がゼロとなった。

 6圏域ごとの病床使用率は19日現在、最も高い八戸圏域(八戸市、三戸地方保健所管内)が20.6%でステージ3(感染急増、20%以上)相当だった。県の確保病床に入院している患者のみで算出した八戸圏域の実質的な病床使用率は3.8%で、ステージ2以下相当の水準にある。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「クラスター関係も含め、県全体の感染状況は落ち着いている。ただ、新たな感染者は確認されているので、油断せずあらゆる場面で基本的な対策の徹底をお願いする」と話した。