11月8日の午前10時、鰺ヶ沢町の海の駅わんど駐車場内で、わさお記念像の除幕が行われます。

いよいよその時を迎えるか!と胸が高鳴る様な気持ちが半分。
これでわさおに関わることも一区切りなのかな、という寂しいような気持ちも半分。
あちらへこちらへ気持ちがいったりきたりして、なんだか忙しく変わる秋の空模様のようです。

そんな中、記念像の原型となった木彫りわさおについてのご指摘をネット上で拝見しました。曰く「寄付で制作されたものが展示会など営利目的で使用されていることが腑に落ちない」といった意味合いでした。

ご質問としてお寄せいただいた訳ではないのですが、思うところを述べてみます。

今回、わさおの銅像の原型は木彫り彫刻で作られました。銅像制作に関わる役目を終えた後、その木彫りは作者であるはしもとみおさんがそのまま所有されることが当初からの取り決めでした。

ですから、木彫りわさおがはしもとさんの個展に他作品とともに展示されることはごく自然なことです。
加えて述べるならば、より多くの人が木彫りわさおに接することで、わさおや母さん、つばき、チビ、グレ子の事を思い出してくれるならば、とてもありがたい機会だと思っています。

また、その行為が営利目的か否かについて、ですが。
美術品の展示は文化的側面の強い催しであり、利潤追求のための商取引とは趣がちがうものではないかと思います。開催のための必要経費などもあるでしょうから、入場料金等が社会通念上許容し得る額であるならば、そこに問題はないと思います。

先般、吉祥寺で行われたはしもとさんの展示会では、木彫りわさおを見ることで、わさおに会えたと喜んでおられるお声をネット越しではありますが沢山感じることができました。今はもうこの世にいないわさおが、今もこうして多くの人々を喜ばせ和ませていることに、とても心が震えます。
これこそが、わさおのわさおたる所以だ、と、そう思うのです。

このような機会がこれからも沢山あってほしいな、と願っています。
わさおがわさおたる所以をずっと感じていたいな、と思っています。