候補者や応援者の演説に耳を傾ける有権者ら=19日午前、青森市内
江渡聡徳候補
升田世喜男候補
齋藤美緒候補
神田潤一候補
高畑紀子候補
田端深雪候補
山内崇候補
木村次郎候補

 衆院選が公示された19日、青森県内の3選挙区立候補者8人は街角で一斉に第一声を挙げ、政策や決意を熱く訴えた。各候補者の第一声要旨は次の通り。

【1区】

▼自民前・江渡聡徳候補
 このたびの衆院選は、自公政権に引き続き日本の未来を託すのか、それとも違う政党に託すのか、まさに政権選択の戦いだ。

 公約として、新型コロナウイルス対策を徹底したい。3回目のワクチン接種にもしっかりと取り組む。疲弊した社会に対する給付金などの対応も約束する。

 アフターコロナへ向け、経済対策を進める。分配政策の考え方の下、地域で頑張っている中小零細企業、ひとり親家庭などつらい立場にある人に、今まで以上に手を差し伸べる。中間層の分厚い国づくりを進める。政策を総動員したい。

 多くの資源、資産のある青森県はまだまだ成長の伸びしろが山ほどある。より良い、未来輝ける地域づくりのために邁進(まいしん)していく。

▼立民元・升田世喜男候補
 2005年から国政選挙を戦っているが、大半がこの場所での第一声。十数年で変わったなあと思う。消費税が上がるたびに下がったのはシャッター。アベノミクスから今日まで下がりっぱなしだ。与党は野党が反対ばかりしているとレッテル張りしているが、どちらがまともなことを言っているのか。子どもや教育に税金投入せよ、そうでないと大変な時代になると一貫し訴えてきたのは野党だ。

 青森県の選挙区は自民党独占。独占政治に成長なし。打破しないと特定の人、企業だけがもうかる。国に行ってイエスマンでは青森県はよくならない。

 消費税5%を訴えていく。地域経済を支えているのは個人消費。消費喚起しないと経済は高まらない。

▼共産新・齋藤美緒候補
 政権交代を懸けた総選挙。災害や危機が起こるたびに多くの人が困窮し、強い者だけが生き残る弱肉強食の政治を変える。安倍政権の下で、消費税が2回増税された一方、大企業への法人税は引き下げられた。格差を正す税制制度を確立する。

 日本の消費を支えている家計を応援する政治が必要。労働者派遣法を抜本的に見直し、正社員が当たり前の社会をつくる。中小企業への支援と一体にした全国一律の最低賃金制度を実現させて、時給1500円、8時間働けばまともに暮らせる社会をつくる。

 性のあり方で差別される社会をなくしたい。選択的夫婦別姓を実現する。同性婚の実現で全ての人に婚姻の平等を、と頑張る。

【2区】

▼自民新・神田潤一候補
 今回の私の選挙スローガンは「受け継ぎ、皆さまとともに新時代を創ります」。大島理森前衆院議長の実績をしっかりと受け継ぎ、それを前に進めて新時代をつくっていく。

 岸田文雄首相の政策の3番目は農林水産業の成長産業化。その中に「水産日本の復活」という言葉が刻まれている。漁獲量の減少など厳しい中、八戸の海を守り発展させ、成長産業にしていくということだ。

 柱の四つ目はデジタル田園都市国家構想。インターネットなどの技術を使って地方と中央の距離の縮め、地方の活力を高め、それを日本の活力にしていく。地方が元気でなければ日本は元気にならない。青森、八戸から元気にして新しい時代をつくっていきたい。

▼立民新・高畑紀子候補
 政治は身近なものでなければいけない。地方で暮らす人のささやかな幸せを守るのが政治の力だ。コロナ禍で収入が減少するなど、生活に大きな影響を受けている人がいる。どんな人にも笑顔で暮らす権利がある。生活者目線、現場目線で皆さんの代弁者となり、国に声を届けることが私の使命だと確信している。

 社会や家庭環境、生活困窮など犯罪が起こる背景に目を向け、事件や事故を未然に防ぐことが大切。そして、LGBT(性的少数者)をはじめ多様性を受け入れ、支え合い、応援し合う世の中にしていく。

 たくさんの方々の痛みの声を聞いてきた。皆さんの悲しみ、課題を解決し、笑顔で暮らせる社会をつくりたい。

▼共産新・田端深雪候補
 弱い者を切り捨てる政治か、一人一人を大事にする政治か。今回の選挙は大きな岐路に立っている。

 小中学生の不登校や、コロナ禍で非正規採用の割合が高い女性の自殺が増えている。不安定な雇用や低い賃金が経済格差を広げ、これが教育格差や貧困につながっている。国の根本が変わらない限り、子どもたちを守れず、働く人は大事にされない。

 子どもたちの大事な時期に関わる保育士は、ジェンダー平等を進める上でも、賃金を大幅に上げたい。お金を心配せず教育を受けられ、ひとり親でも子育てと仕事が両立できる社会の実現、十分に生活できる年金制度の確立を目指し、全力で頑張る。粘り強い平和外交で戦争をさせない。

【3区】

▼立民新・山内崇候補
 目標はただ一つ、勝って議席を得ること。この4年間、私に寄せられた一人一人の声にしっかりと応える政治をすることだ。

 いまの政治には閉塞(へいそく)感があり、長年続いた自民党の政治で貧困と格差が大きく広がった。安倍政権はどれほど権力を私物化してきたのか。説明しない政治がどんどんはびこっていく。自民党一強の状態を解消しなければならない。

 長く自民党が青森県の政治を動かしてきた。その結果はどうか。子どもたちの6人に1人は就学援助を受けている。親の経済状況は厳しい。いくら自民党を頼っても変わらなかった。

 この選挙は、変わる時代にあっても変わらずに青森で生きたいと思う皆さんの魂を込めた戦いになる。

▼自民前・木村次郎候補
 あっという間の1期4年間、古里の皆さまの支えで務めることができた。

 新型コロナウイルス対策は最悪の事態に備え、環境を整えなければならない。また、打撃を受けた多くの産業を救うため総選挙後、間髪を置かず新たな経済対策を断行する必要がある。

 米価下落に伴うコメ農家の悩みに思いをはせ、政府・与党の対策を見ながら、足りないところがあれば一歩踏み込んだ対策が必要と考える。医療、年金、介護、安心して子育てできる環境の充実も必要。中小企業の経営安定と、これを下支えする地域金融機関の経営基盤強化にも取り組みたい。地方こそ国の礎。誰もが安らぎを持って暮らせる津軽、青森県のために全身全霊で取り組む。