青森県は15日、県内で新たに19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。居住地別の内訳は弘前保健所管内18人、五所川原保健所管内1人。弘前管内の保育施設で発生したクラスター(感染者集団)=9日公表=がさらに拡大し、新規感染19人中15人が同クラスターや、これに関連する感染者だった。同クラスターの感染者の累計は関連を含め109人となった。

 保育施設クラスターについて、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「施設の中に(ウイルスを)持ち込んだ過程は不明だが、施設内で広がった」と指摘した。

 拡大の要因については、10歳未満の施設利用者の保護者の多くがワクチンの2回接種をまだ終えていないことを挙げ、「幼い子どもの場合、家族は密接になる。家庭内で、ワクチンが完了していない人にさらに広がった。接種の隙を縫うような形のクラスターは今後も起こるかもしれない」との見方を示した。

 保育施設クラスターはこれまで約310人の検査が終了し、今後は約80人の検査を予定している。新規感染者19人のうち、感染経路不明は弘前管内の40代男性1人のみだった。

 県内の人口10万人当たりの1週間新規感染者数は東奥日報試算で9.47人となり、前日から1.36ポイント上昇した。入院者数は前日から1人減り45人。確保病床数337床に対する使用率は13.4%だった。