相内川の水位上昇を警戒する消防団員ら=16日午後3時53分、五所川原市太田
大雨で冠水した道路=16日午後5時36分、中泊町今泉
馬淵川の増水により、冠水した川沿いの畑(手前)=16日午後4時20分、八戸市櫛引

 北日本に停滞する前線の影響で、青森県内は16日も強い雨が降った。県と青森地方気象台は同日午後、未明に解除した土砂災害警戒情報を県内9市町村に再び発令。五所川原市は計438世帯の938人に避難指示、むつ市と今別町は計3472世帯の6779人に避難準備情報を出し警戒を呼び掛けた。午後11時ごろ、東通村も出した。激しい雨は17日未明まで続く見込み。河川の増水のほか、これまでに降った雨の影響により地盤が緩んでいる所があるとして土砂災害への注意を呼び掛けている。

 16日午後11時半現在、同気象台はむつ市、東通村に洪水警報、17市町村に大雨警報を発令している。

 同気象台によると、15日午前0時から16日午後11時までの雨量は、むつ市142.0ミリ、むつ市脇野沢126.5ミリ、今別125.0ミリ、三戸122.0ミリなど。18日午前0時までの24時間雨量は、県内の多い所で60ミリの見込み。

 16日午後11時半現在、土砂災害警戒情報が出ているのは五所川原市、中泊町、今別町、外ケ浜町、むつ市、大間町、風間浦村、佐井村、東通村。

 五所川原市は16日午後4時、相内川が氾濫する恐れがあるとして相内、太田の両地区に避難指示を出し、基幹集落センターと太田集会所に避難所を設置。多い時で9人が身を寄せた。

 夕方以降、雨は弱まったが、同センターに避難した佐藤一さん(70)は「雨がやんでも川は急に増水することもある。安心はできない」と警戒した。

 避難準備情報は、むつ市が午後4時半から段階的に川内、脇野沢、大畑地区の計3158世帯の6152人に、今別町が大川平、二股の両地区計314世帯の627人に発令した。

 一時、氾濫危険水位を超えた馬淵川は、16日午後5時すぎまでに八戸市と南部町の計3カ所の水位観測所で避難判断水位を下回り、同町と三戸町が避難勧告、同市が避難準備情報を解除した。南部町内では一部の水田や畑が冠水した。

 JR東日本によると、16日は奥羽線、五能線、八戸線で上下計16本に運休や遅れが出た。青い森鉄道によると、上下計7本が運休や区間運休、上り1本に遅れが出た。