青森県は5日、新型コロナウイルス感染者として8月18日に公表した弘前保健所管内居住の20代女性1人について、感染発表を取り下げたと発表した。実際に感染していないのに検査で陽性となる「偽陽性」と判断されたため。

 県によると、女性は医療機関で検査を受け、8月17日に陽性の判定を受けた。医療機関は保健所に感染の発生を届け出て、県が翌18日に公表した。医療機関がその後、別の機関に検査を依頼したところ、翌19日に陰性の判定が出た。症状などから医師が偽陽性と判断し、保健所への発生届を取り下げ、その時点で女性にも報告した。

 一方、県保健医療調整本部が取り下げを把握したのは9月28日。発生届と陽性者の一覧を突き合わせる中で判明した。一連の経緯を確認した後、5日に取り下げた。県は、内部での情報共有に行き違いがあったとしている。発表の取り下げにより、5日現在の県内感染確認の累計は5726人となった。