■ レスキュー隊/「絶対助ける」最前線へ (2011年6月26日掲載)

出動に備えて救助工作車を点検する大澤さん。現場ですぐに使えるように、道具の状態や個数をチェックします
 

 火事などの災害や交通事故で、被災者を救い出すレスキュー隊。青森市の中央消防署救助隊に所属する大澤卓哉さん(22)は、出動指令が出るとすぐに現場に向かい、危険な場所にも飛び込んでいきます。

 「現場に向かう時は冷静でいることを心掛けています。絶対に助けるという強い気持ちが大事です」と大澤さんは話します。

 レスキュー隊の1日の仕事は、朝8時半から次の日の朝8時半までの24時間。夜中に仮眠を取りますが、いつでも出動する準備はできています。

 大澤さんたちレスキュー隊は、救助工作車と呼ばれる消防車の一種で出動します。車には、固い物でも切れる油圧カッターや、つぶれた車を広げるスプレッターなど、救助のための道具が約200種類積まれています。

 出動に備えて1日3回車両を点検し、現場を想定した訓練を繰り返し行うことも大切な仕事です。5メートルの高さまではしごで駆け上がり、けが人に見立てた人形を救助したり、ロープを使って降下するなど、さまざまな訓練を行っています。

 「災害が続いて夜も眠れないときは大変ですが、現場で訓練の成果が出るとうれしい。素早く救出できた時はやりがいを感じる」と話します。3月の東日本大震災の後には、被災した岩手県野田村で、危険物を取り除く作業をするなど活躍しました。

 小学生の時にテレビや新聞を見て、どんなに大変な災害現場でも最前線で活躍するレスキュー隊に一目ぼれして以来、努力を重ねて夢をかなえた大澤さん。中学や高校時代にサッカーを頑張ったことも、体力が必要な今の仕事に役立っているそうです。

 同じ仕事を目指す人には「人助けはレスキュー隊じゃなくてもできる。子どものうちから優しさや思いやりを持って小さな人助けを続けていれば、いつか人の命を救える立派なレスキュー隊になれる」とエールを送ってくれました。


>>週刊JuniJuniトップページに戻る
これまでの記事
3/31 14:16 桜守/愛される木の命守る
3/10 13:22 ジュエリー職人/デザインから制作まで
2/10 14:01 ホワイトインパルス/空港除雪のエキスパート
1/27 13:20 学芸員/作品と鑑賞者つなぐ
12/2 13:24 ピアノ調律師/繊細な楽器 音に集中
11/11 13:46 プロバスケ選手/厳しい世界 毎日が勝負
10/21 13:13 ヨガインストラクター/心と体のバランス整える
9/30 13:18 英会話講師/どんどん話して自信を
9/2 10:00 魚屋さん/漁師と料理人のバトン役
8/12 13:35 建築士/街の風景変えるのが魅力
7/22 14:20 バーテンダー/心に寄り添う一杯作る
7/1 13:16 介護福祉士/お年寄り 笑顔で支える
6/10 13:31 古本屋さん/“お宝”の本を橋渡し
5/20 13:32 アロマセラピスト/心と体 香りで癒やす
4/22 13:24 気象予報士/気になるお天気 的確に
4/1 14:01 土地家屋調査士/境界線を導きだす
3/11 14:19 ロードサービス隊/ドライバーの強い味方
2/18 14:01 すし職人/伝統の味と技でもてなす
1/28 11:42 管理栄養士/食事面から健康サポート
1/7 13:30 巫女/神様と参拝者の橋渡し役
12/10 13:04 フライトナース/一刻も早く患者の元へ
11/19 14:40 トラベルコーディネーター/情報集め楽しい旅行提案
10/29 12:59 弁護士/頼られることにうれしさ
10/8 13:09 リンゴ農家/「おいしい」の声ご褒美
9/17 13:34 測量士/ミリ単位の正確な値出す
8/27 13:07 水泳コーチ/あきらめない心育てたい
7/30 13:29 カメラマン/いい表情引き出し撮影
7/9 13:35 陸上自衛隊/緊急事態に備え日々訓練
6/18 16:23 バスの運転手/安全第一に快適な乗車を
5/28 12:40 風車技術者/丁寧な点検 発電支える
4/30 13:13 動物看護師/ペットを優しくサポート
4/9 13:32 雑貨店店長/手作り 一点ものずらり
3/19 13:56 和菓子職人/日本らしい季節感表現
2/26 13:39 ホテルマン/笑顔でサービス提供
2/5 13:49 塾講師/生徒と一緒に課題を解決
1/15 12:50 美容師/お客のおしゃれ追及
12/18 11:07 図書館司書/たくさんの本を整理、管理
11/27 13:15 自動車整備士/安全を守る車のお医者さん
11/6 12:58 イタリアンシェフ/お客さんが楽しめる場に
10/16 14:09 鍼灸師/伊藤麻美さん・青森市
9/25 13:02 お坊さん/大屋正順さん・板柳町
9/4 12:50 芸能マネージャー/常に先を考えて行動
8/14 13:12 ネイリスト/おしゃれな女性の味方
7/24 13:18 大工/家作り とことん楽しむ
7/3 13:21 音楽講師/幅広い世代楽しく指導
6/12 13:09 ビューティーコンサルタント/女性のきれいを応援
5/22 13:07 パン職人/お客の笑顔やりがいに
4/24 13:17 お花屋さん/生活に彩り、心豊かに
4/3 13:15 ラジオアナウンサー/音楽の魅力伝える
3/13 13:16 書店店長/人と本の出会いをつくる
2/21 12:26 ウエディングプランナー/新郎新婦の晴れの舞台演出
1/31 13:33 グラフィックデザイナー/情報分かりやすく伝える
1/10 13:19 警察官(110番担当)/迅速な指令を心がける
12/13 12:40 電車の運転士/安全と時間通り心掛ける
11/22 13:08 海上保安官/海上から海の安全守る
11/1 12:52 イルカトレーナー/心を通わせ演技教える
10/11 13:46 保育士/園児の成長 間近で見守る
9/20 9:52 獣医師/ペットも飼い主も元気に
8/30 13:20 薬剤師/調合 間違えないように集中
8/9 12:31 新聞記者/思いやりと好奇心が大事
7/17 15:45 トリマー/ペットを優しくお手入れ
6/26 14:06 レスキュー隊/「絶対助ける」最前線へ
6/5 17:48 パティシエール/客の笑顔にやりがい
東京大学安田講堂
地方選挙区の議員も東京っ子。脈々と続く「荘園文化」
ACACの展示棟。設計した安藤忠雄さんは、建物が真っ白な雪の中にこもることも意識していた=2022年1月13日撮影
美術家・潘逸舟を生んだ「滞在制作」拠点が20周年 国際芸術…
藤田和弘社長
49歳抜てき社長、改革断行に奮闘 業績上向く八戸の水産加工…