青森県は30日、県内で新たに23人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。これで9月の感染者数は計1337人となり、月別の感染者数(公表日ベース)では、過去最高だった8月の1658人に次ぐ多さとなった。

 9月は、関連を含めて100人の感染者が確認された八戸市内の医療機関など計27件のクラスター(感染者集団)が発生した。

 県内の感染状況をみると、八戸市などを中心に感染者が急増した8月下旬の勢いが衰えることなく9月に入り、1日と2日は3桁の感染者数となった。その後は減少傾向にあったが、18日公表の医療機関クラスターをはじめ、高齢者施設や職場など県内各地で新規のクラスターが相次いだ。

 9月の感染者のうち65歳以上の割合(27日時点)は16%と、前月の5%から上昇。医療機関などでは、ワクチン接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」も一定程度みられた。

 県の泉谷和彦新型コロナウイルス感染症対策監は「感染状況は収束、減少傾向にはあるけれども、依然として感染経路不明のものやクラスターの発生もあって気を抜くことができない」と説明し、感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

 30日の新規感染者23人のうち感染経路不明は13人。公表済みの主なクラスターでは、八戸市内の医療機関で八戸市居住と三戸地方保健所管内で関連を含む3人の陽性が判明した。

 県内の入院者数は前日比11人減の98人。このうち重症は同2人減の4人、中等症は前日と同数の11人だった。入院者数が100人を下回ったのは、9月17日以来。確保病床337床に対する使用率は29.1%(確保病床を使用しない患者を除いた使用率は16.3%)となった。

 人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は東奥日報試算で12.52人(感染状況を表す国の指標でステージ2相当)だった。