青森県は27日、県内で新たに5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が1桁になったのは7月28日以来、61日ぶり。新たなクラスター(感染者集団)の発生はなかった。人口10万人当たりの1週間の新規感染者数(27日現在)は東奥日報試算で12.52人。感染状況を示す国の指標で、3日連続のステージ2(感染漸増、15人未満)相当となった。

 新規感染者5人のうち感染経路不明は1人。残る4人は、これまで判明しているクラスター以外の陽性者との接点があったという。

 公表済みのクラスターの状況をみると、八戸市内の医療機関では、26日までに検査結果が出ていなかった約20人全員の陰性が判明した。青森市内の保育施設はこれまでに約50人の検査を終え、検査結果待ちは約70人。

 約2カ月ぶりに新規感染者が1桁となったことについて、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「ワクチン接種や、感染症対策として人流を抑えたことなどがそれなりに意味を持った。複合的要因だと思う」との見方を示した。

 八戸市では7月25日以来の新規感染者ゼロとなった。ただ、大西医師は「八戸、青森市もまだ十分安定しているとは言いがたい。他の地域でも新たなクラスターが起こりうる状況にある。(県内の新規感染者)1桁がずっと続くかというとそうともいえない」と述べ、対策を継続する必要性を訴えた。

 県内の確保病床332床に対する使用率は42.8%。重症6人、中等症11人は前日と同数だった。