25日始まった県のワクチン広域集団接種。写真は青森市会場の県立保健大

 青森県は25日、青森、弘前、八戸の3市で県営の新型コロナワクチンの広域集団接種を始めた。初日は3会場で、合わせて3157人が接種を受けた。期間は11月14日まで毎週土、日曜日の計16日間。県は広域接種向けに、計3万3600人の2回接種分の米モデルナ製ワクチンを確保している。

 広域接種は青森市の県立保健大学、弘前市の県立弘前第一養護学校高等部、八戸市の県立八戸高等支援学校の3会場で行う。県によると、八戸市会場で25日に接種を受けた1人が接種後に体調不良を訴え、医師の判断で医療機関に搬送されたが、その後回復した。

 青森市会場で1回目の接種を済ませた同市の会社員、桜庭克英さん(44)は「安心して外出できるようにするため、ワクチンを受けようと思った。個別での予約がなかなか取れなくて困っていたので、接種ができてちょっと安心できた」と話した。

 県健康福祉部の横山哲次長は「ワクチンは病床の逼迫(ひっぱく)を防ぐための有効な手段。市町村が進めるワクチン接種を支援し、接種率向上の加速につなげたい」と語った。

 現時点で広域接種の予約率は52%。10月以降の日程は、3市の会場とも空きがある。